友だちや家族との日常会話で、よかれと思って聞いたものの、なんだか煮え切れない返事ばかりだと「それじゃ好きにすれば。」と突き放したくなるときがありませんか。
映画『クロスロード』では、そんな場面にぴったりなセリフが出てくるので、使える英会話フレーズとして紹介します。
© Sony Pictures Entertainment
映画『クロスロード』 プロット
クラシックの名門校でギターを学ぶユジーンはクラシックギタリストとして将来有望視されていた。しかし、ユジーンの心にはブルースマンとして生きていきたいという夢があった。
教授から音楽を学ぶうえで異なるジャンルの匠に使えることはできないと言われ人生の岐路にたつユジーン。
そんなとき、かつて伝説のブルースミュージシャンとして知られたひとりの老人ウィリー・ブラウンが近くの病院に入院していることを知り、ユージンは、ウィリーにブルースミュージシャンとして導いてもらおうと教えを乞うが、ウィリーの言ってくることはわがままで難題ばかり…。
ブルースミュージシャンとして生きていきたいユジーンは、ウィリーが教えてくれるという幻の名曲を求めてミシシッピーを目指し期待感を募らせるユジーン。
しかし、ウィリーには悪魔と契約を交わすことができる伝説のクロスロードでケリをつけたい本当の目的があった…。
Suit yourself, old man.
悪魔と契約することができる伝説のクロスロードに辿り着いたウィリーとユージン。ウィリーは「この十字路で曲を弾くんだ。そうすれば奴がくる。」と言います。
奴とはウィリーが17の時にブルースマンとしてやっていくための契約書を書かせたスクラッチという人物です。悪魔に魂を売ることでブルースマンとしての腕前を手に入れたとされるシーン。
暫くすると、遠くから若いカップルの運転する車がきてウィリーとユジーンの前に停まります。
車の男は「乗っていくかい?」と聞きますがウィリーは「奴はいつクロスロードにくるんだ?」と会話がかみ合いません。
かみ合わない会話に呆れ気味のカップルですが、最後にもう一度乗っていかなくて良いのかと聞きます。
カップルとウィリーの会話:
(2:17-2:28 @ YouTube)
You’re sure you don’t need a ride?
ほんとに乗っていかなくていいのかい?
Ain’t riding with the likes of you, smart-ass or your bitch neither.
お前みたいなアホやアホの女が乗っているような車なんかに乗れるかよ。
Suit yourself, old man.
勝手にしろ、爺さん。
解説と例文
Suit yourself, old man. は Do whatever you’d like to do, old man.
と言いかえられるセンテンスです。
良かれと思って一応聞いてみたけれど、受け入れてくれなかったりとか乗り気でないのなら好きにしてください。
といった気持ちを込めて言うときによく使われる英会話フレーズです。
例文:
A: Ms. Forest would like to meet and help you at that point.
B: Thank you for your concern. But I really don’t want to see her.
A: How come?
B: Well, because I have not met her in my entire life and I don’t see why I have to meet her now. It’s been so many years without knowing her.
A: Alright then. Suit yourself.
訳文:
A: フォレストさんがあなたに会って手助けしたいと言ってますよ。
B: それは感謝します。でも、私は会いたくないですね。
A: どうして?
B: だって私は今まで彼女に一度も会ったことがないんですよ。何年も知らなかった人に会いたくもないです。
A: そうですか。では、好きになさってください。
映画後半はカッコいいギターバトルのシーンへと突入していきます。
まとめ
何を聞いても肩すかしな返事ばかりだと「それじゃお好きにどうぞ。」と突き放したくなるのも分からなくはないですよね。
これを英語にするとたった2語で表現出来てしますのでイラッとしたときに使ってみてはいかがでしょう。