派手なギターバトルを聴くならこれ!映画『クロスロード』

テレキャスター 音楽
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自分からなにか学びたくなるときってすごく感動した瞬間だったりしませんか。

映画『クロスロード』は、1980年代にハードロックやヘビーメタルといった音楽がトレンドだった時代に公開されたものです。映画は有名なクラシックやブルースの曲をギターをとおして音楽のカッコよさが堪能できます。

この映画を観るとギターを始めたくなることうけあいです。

マスターするまで恐ろしく時間はかかりますが、少しでも近づけたときの感動ったらありません。

ギターで音楽を身につけるということは英語を学ぶプロセスとも似ているところもあって知識に加えて経験の積みかさねが大切ということを教えてくれます。

Production Companies:Columbia Pictures
出典:IMDb

クロスロード あらすじ

音楽の名門ジュリアード音楽院で学ぶユージン。音楽的才能は申し分なく将来はクラシック・ギタリストとして有望視されていた。

しかし、ユージンは自分が本当に好きなのはブルースでは? 

伝説のブルースギタリスト、ロバート・ジョンソンのレコードを聴いてフレーズを真似ながらブルースへの想いがつのるばかり。

ある日、ユージンは敬愛するロバート・ジョンソンと共に活動していたハーモニカの名手ブラインド・ドッグ・ウィリーが近くの病院にいることを知り、ロバート・ジョンソンがレコーディングした29曲以外にまぼろしの30曲目を知っているというウィリーにユージンは教えを乞うがまったく相手にされなかった。

逆にウィリーは病院からぬけ出せてミシシッピにあるクロスロード(十字路)まで連れて行ってくれら30曲目を教えてやるとそそのかします。

そのかけ引きに納得したユージンは30曲目を教えてもらいたいがためにウィリーが病院を抜けだすのを手助けし、ふたりはミシシッピーへと向かうのだった。

クロスロード 感想

クラシックをとるか、ブルースを追及するか

じぶんが心から進みたいと思う道はどの方角を向けばいいのだろうか?

ユージンはクラシックの音楽家、ギタリストとして優れた才能がある一方でこころの底ではブルースマンになりたかった。

モーツアルトの名曲「トルコ行進曲」を弾くシーンがあります。

途中までは流暢に曲をこなしているユージンですが、ここでもブルースに傾倒するあまり曲のエンディングは原曲とちがうブルージーなフレーズで締めてしまい教授に減点されています。

Eugene Classical Guitar
クラシックの音楽家を目指すものは作曲者(モーツアルト)に対してもっと敬意を払うべだと説教されるユージン

素人からしたらクラシックとブルースのミックス具合が絶妙でカッコいいギターソロに思えるのですが、やはりプロの音楽家それもクラシックとなると遊びのような要素を入れることは本来の作品に敬意を払っていないということなのでしょう。

教授:

Don’t serve two masters. The discipline of the classical is very exacting. And if you persisting the other, it’ll squander your talent.

(タイプの違う)ふたりのマスターに師事してはいけません。クラシックはとても規律の厳しい音楽です。もし、きみが別のもの(ブルース)を追い求めるなら(クラシックの)才能をつぶしてしまうでしょう。

squander…ダメにしてしまう

ユージン:

What if the other is my talent? ブルースが僕の本質だとしたらどうですか。

教授:

Excellence in primitive music is cultural. You have to be bone to it.

原始的な音楽がもつ美というものはもともとの文化に根付いているのです。つまり、生まれつきの才能が必要なのです。

引用:DCMA

クラシックは基礎から学び厳しい規律をとおして一流のミュージシャンとして成長していく型があるが、ブルースは生まれもった土壌がないと才能もなにもない掴みどころがないイメージといった感じの言い分ですね。

このあとユージンは教授から自分が目指している音楽は何なのか改めて考えるようにアドバイスされます。

I suggest you reexamine your priorities. どちらを優先するのかよく考え直してみなさい。

引用:DCMA

しかし、ユージンのブルースに対する情熱が呼び寄せたのかウィリーと出会うことで本物のブルースマンからその本質を学べるチャンスが到来します。

けれど、ウィリーはお高くとまっている学校に通う金持ちの白人坊やがブルースマンを目指すなど笑わせるなと突き放します。

ユージンはブルースについてよく調べ、ブルースを聴きこんでいるし練習もよくしているもののウィリーはユージンの演奏にダメ出しをするばかり。

クラシックの教授がアドバイスしてくれたようにウィリーもどなり口調でアドバイス?をしてくれます。

ウィリー:You got your mind made up about how everything works don’t cha!  How you ever gonna learn anything new when you know everything already!?

頭でっかちなことばっかり言ってる奴にどうしたら新しい事がわかるっていうんだ。

引用:DCMA

このセリフは、知識と練習でかためた演奏はぱっと聴くと良さそうにきこえるがブルース本来のハートで歌うという人の心に響くための何かが足りないという意味です。

これを解決するためには様々なことを経験していくほかにありません。

しかし、ユージンもめげずにプレイを聴いてくれと演奏します。

ミシシッピーをめざす道中でユージンはゆっくりとその本質を身体に染み込ませていきます。

そして、ユージンはブルースの本質をものにするコツを掴むときがきます。ミシシッピーに向かう途中に出会った家出少女のフランセスです。

Production Companies:Columbia Pictures
出典:IMDb

ふたり旅から3人になった一行。ユージンは旅が進むにつれフランセスのことを好きになります。が、フランセスは女優をめざしてL.A.へと向かってしまうのです。

わかれの挨拶もなくフランセスはユージンの前から消えてしまい、ユージンは悲しみにくれます。ウィリーはそういうときこそギターを弾けと言うのです。

ここで聴けるユージンのブルースギターは本当に悲しそうな雰囲気を漂わせています。そして、ここで初めてロバート・ジョンソンが残した30曲目の秘密が明かされます。

クロスロード 凄味あるギターバトル

Steve Vai vs Ralph Macchio Epic Guitar Battle

ウィリーとユージンの旅も終盤にきます。旅をとおして経験したすべてのことがユージンのミュージシャンとして成長させてきました。

ウィリーは自分が来たかったミシシッピーにある十字路:クロスロードにつき、そこでユージンにギターを弾かせます。するとひとりの男が現れます。

ウィリーは遠いむかしに男(悪魔)に魂を売ってミュージシャンとしての才能を得た、しかし、その時に交わした不当な契約を破棄したい。

男は言います・・・悪魔の抱える強力なギタリストと競い合って勝ったら契約を破棄してやる。

ギターバトルはソロとソロのぶつかり合いが緊張感があって凄まじいのですがソロにあわせて動きまくるジャック・バトラー(スティーブ・ヴァイ)のアクションがより一層生々しさを表してます。

警笛を鳴らし発射する汽車のギターサウンドにはじまるギターバトルがほんとうに生々しい♪

まとめ

映画『クロスロード』はいかがでした? ギターバトルにおけるスティーブ・ヴァイのギターソロってほんと何かの生きものが喋っているみたいですよね。

汽車の警笛みたいな音を出しながらズンズン進んでいく感じが生々しくておもわず鼓動が鳴ります。

対するユージンのギターも勝負どころはクラシック曲を引き合いに出すなどギター好きには見ごたえ、聴きごたえがあるはずです。

ジュリアード音楽院のプロフェッサーやブルースマン、ウィリーがユージンにアドバイスするセリフが言い方こそ違えどものごとを学ぶ姿勢や学習の本質をよく捉えています。

ふたりのマスターがするアドバイス・・・あちこちと目移りしないで一つのジャンルをじっくりとマスターしていくことの大切さを教えてくれます。


 

『クロスロード』が公開された1980年代はヘビーメタル全盛期といってもいいくらいメタルがトレンドのひとつでした。それこそ映画のギターバトルで聴けるような超絶テクニック(いかに速い、いかに正確なピッキング)といったいわばアスリート的な要素さえあった感じです。

その後の時代の流れから「ヘビメタ=早弾き」廃れていってしまいますが、このヘビメタ80’sは当時のイキイキしたメタルソングがたっぷり聴けます。

 

ジャック・バトラーの弾くとんがったギターが良いなというむけにJackson Pro Series Dinky DK2, Neon Pinkというモデルはいかがでしょう。

ユージンのタイプだとGreco WST-STDというのが雰囲気があってカッコいい。

 

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