備えあればチャンスあり!映画「暴走特急」に学ぶ英会話フレーズ

アクション

「備えあれば憂いない」ということわざがありますが、これを英語ではどう言えばいいでしょう。

Google翻訳によると

”No worries if prepared.”

と出ています。

この表現に似たニュアンスの言い回しが『暴走特急』という映画の中で使われています。

その言い回しとは

”Chance favors the prepared mind.”

というフレーズです。

意味はほとんど一緒で映画を観ることでより身近に感じられるのではないでしょうか。

映画『暴走特急』は今も人気アクション映画のひとつです。

今回は、座右の銘としても覚えておくと良い英話フレーズやアクション映画の中でもテンポ感あるセリフを紹介します。

スティーブン・セガール 暴走特急

(c) Waner Brothers

暴走特急 あらすじ

ロッキー山脈を走る豪華列車、グランド・コンチネンタルが突如テロ集団に襲われる。列車にハイテク装備を持ち込んだテロ集団はアメリカの武器を装備した衛星クレイザー1を手中に収め、手始めに中国の秘密ガス工場を爆破する。

衛星による次の攻撃目標はアメリカ国防省ペンタゴンの中心部だと通告する男とは、かつてCIAでクレイザー1を開発し、その狂暴性からCIAをクビになったデインであった。

衛星のコントロールを奪われどうすることも出来ない国防省の救いはテロ集団に奪われた列車には元アメリカ海兵隊の敏腕隊員でテロ対策専門家であったケイシー・ラインバック(スティーブン・セガール)が乗車していたことであった。

格言のような英会話フレーズ

映画『暴走特急』では、ことわざのようなフレーズや短い言葉で、人生の真理や戒めを述べる格言のようなセリフが幾つか出てきます。

幸運は待つものにおとずれる

Under Siege 2: Dark Territory (1995)
Brenda Bakke in Under Siege 2: Dark Territory (1995)

休暇を取ったふたりが汽車の中で逢引きするシーンでのセリフ。

Captain Gilder…fancy meeting you here. 

ギルダー大尉…ここでお会いできるとは奇遇な。

Have some champagne, Captain Trilling.

シャンペンでもいかが、トリリング大尉。

他愛ない会話がつづくのですが、この逢引きのシーンは映画でみてもらうとして、ここで女性大尉ギルダーがいうセリフがシャレが効いた英語フレーズになります。

この言い回しは日常英会話でよくでるフレーズなのでぜひ覚えてください。

Good things come to those who wait. 待てば幸運ありよ。

列車の侵入者を片付けたかどうか聞いているシーン

Under Siege 2: Dark Territory (1995)
Everett McGill in Under Siege 2: Dark Territory (1995)

Assumptions are the mother of all f**k ups. 当てずっぽうは危険だぞ。

ここでの mother は「源」という意味で使われていて、 the mother of は「~の根源」というニュアンスになります。

備えあればチャンスあり

Under Siege 2: Dark Territory (1995)
Steven Seagal and Sandra Taylor in Under Siege 2: Dark Territory (1995)

Chance favors the prepared mind. 備えあればチャンスあり。

直訳的には「チャンスは/準備された気持ち/を好む」と堅苦しい訳になります。

「備えあれば患いなし」とほとんど同義語になりますが、普段から準備しておけば、チャンスが来たとき掴むことができるという意味です。

高度なテクノロジーも利用する人間次第!

Under Siege 2: Dark Territory (1995)
Dale Dye and Andy Romano in Under Siege 2: Dark Territory (1995)

Technology can be used for beauty or debasement. And until you plug in it, you’ll just never know. 

テクノロジーは使い方によっては美徳にもなり、堕落にもなる。テクノロジーは使ってみないと、どちらになるかはわからないものだ。

“we know weと don’t know”をくり返し組み合わせることで会話にテンポ感を持たせるシーン

Yeah, I’m gonna shock the world by spreading ca-ca over the place. Guangzhou is a chemical weapons plant masquerading as a fertilizer plant.

We know this. The Chinese know that we know. But we make-believe that we don’t know and the Chinese make-believe that they believe that we don’t know, but know that we know. Everybody knows.

アメリカと中国はお互いにお互いの秘密を知らないふりをしているというセリフで、”we know”と”we don’t know”をくり返し使ってわざとらしさと会話にテンポ感をもたせています。

同じ単語を置きかえての受け答え

Under Siege 2: Dark Territory (1995)
Eric Bogosian and Everett McGill in Under Siege 2: Dark Territory (1995)

Check the baggage. 荷物を調べろ。

Baggage checked.  荷物チェック完了。

ここでも同じ単語をひっくり返すことで会話をスムースでリズミカルな響きをもたせています。

まとめ

スティーブン・セガールのキャラクターを決定づけたヒット映画とも言える『暴走特急』は、1990年代はとても人気がありました。

映画はアクションだけでなく諺や格言を使った英会話フレーズも学べて楽しめます。

いま観ると何だか古臭いこと言ってるなと思えるようなセリフやショボい効果の映像もありますが、アクションに関しては今でも十分見ごたえがあります。