freak outとは?映画『オースティン・パワーズ』セリフに学ぶ英語

サイケデリック コメディ

海外ドラマや映画を観ていると freak out を使ったセリフが結構でてきます。この freak out とはどういう意味なのでしょう。

映画『オースティン・パワーズ』でも freak out を使ったセリフが登場します。本記事では、『オースティン・パワーズ』を通して freak out の意味や使い方を解説します。

出典:IMDb

オースティン・パワーズ あらすじ

1967年のイギリス。諜報員、オースティン・パワーズ(マイク・マイヤーズ)は宿敵ドクター・イーブル(マイク・マイヤーズ)を捕まえるためにスウィンギング・クラブにいるという情報を得てクラブへ向かう。

あと少しのところで捕まえられるところだったが、ドクター・イーブルは Bob’s Big Boy の像の形をしたロケットで宇宙へ逃走し、自身を人体冷凍保存する。

新たに世界征服を目論むドクター・イーブルは30年後の1997年に地球に戻ってくる。ドクター・イーブルの復活を察知したイギリス国防省は同じく人体冷凍保存されていたオースティン・パワーズを解凍して事態に対処する。

1960年代の相棒だったミセス・ケンジントン(ミミ・ロジャース)は既に退職しており、新たな相棒として娘のヴァネッサ・ケンジントン(エリザベス・ハーレイ)と共にドクター・イーブルを追う。

freak out の意味や使いかた 映画『オースティン・パワーズ』に学ぼう

Austin Powers: International Man of Mystery (1997)
Mike Myers and Mimi Rogers in Austin Powers: International Man of Mystery (1997)

意味は?

freak 単体では、「奇形」「気まぐれ」といった意味です。

out は「外に」「外部に」など外側に出ていくという意味で今回の freak out にあるように、動詞と連結して使われることが殆どです。例:go out~

『オースティン・パワーズ』セリフに学ぶ freak out

映画『オースティン・パワーズ』の劇中、オースティンが向かったスウィンガーズ・クラブでは1960年代に流行っていたカラフルで幻想的なパーティーシーンが描かれています。

1960年代に若者たちのあいだで盛り上がっていたスウィンギング・ロンドン、サイケデリック・ムーブメント、ラブ&ピースなどが劇中に出てくるスウィンガーズ・クラブに凝縮されています。

その光景を見たオースティン・パワーズが興奮を抑えられずに叫ぶセリフ!

This is my happening baby and it freaks me out.

これは俺のためにあるんだベイベー、シビれるぜ。

引用:Austin Powers International Man of Mystery

このように凄く感激したり、びっくりしたときの驚き具合を英語でカッコよく言ってみたいときにぴったりなフレーズです。

どんなふうに使う?

表現の意味としては「びっくりした」「驚いた」という場面で使える英会話フレーズです。

例えば街でボイスパフォーマーがいたとします。そのパフォーマーはマイクを使って一人で何通りもの音を出していて観ていた通行人たちは拍手喝采!

そんなとき、感心、感激を表わすとき

Wow, that guy freaks me out. わおっ、あいつすげえな。

という感じで使えます。

freak とは「一風変わった」「奇人」という元の意味があるので、ちょっと特殊な才能を目の辺りにしたときなどに使うと逆にほめ言葉として使えます。

他の例としては、なにかショックを受けたときも freak out が使えます。

例えば、バイト先がとつぜん閉店することになり収入が途絶えてしまったケース。

My boss told me the shop will be closed within a month. That freaks me out. I don’t understand why he has to close his shop so soon.

ボスからひと月以内に店を閉めるって聞いてパニックになったよ。なんだってそんなに早く店を閉めるんだか理解できないよ。

注意点

freak out は仲間同士のはなし言葉として使ったり、映画にでてくるオースティン・パワーズのようにパーティーではピッタリな表現ですがフォーマルな場所では遠慮した方が良いかも…。

まとめ

『オースティン・パワーズ』セリフに出てくる”freak out”の意味や使い方を解説しました。マイク・マイヤーズのパンチの利いたセリフの言い回しが決まってます。

フォーマルな場面でつかうには少々くだけ過ぎた表現ですが、友だち同士でつかうには仲間意識も高まって話を盛り上げるにはピッタリです。