政治用語が英語で学べる!映画『スーパーチューズデー~正義を売った日』

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大きなチカラを手にいれるためには冷静さと冷酷さがなくては乗り切れない…。

そんな世界をアメリカ大統領選挙を通してみせてくれる映画『スーパーチューズデー~正義を売った日』

大勝利を得るために自分の立場をいかに有利にもっていくか企むシーンがわかりやすく描かれています。

今回は、アメリカ大統領選挙のなかで実際によく聞くジンクスや勝つための作戦を話し合うセリフから英語フレーズを紹介します。

引用:映画.com

スーパーチューズデー あらすじ

大統領選のキャンペーンチームで作戦参謀のひとりスティーブン(ライアン・ゴズリング)が自分の理想にピッタリな人物マイク・モリス知事(ジョージ・クルーニー)を大統領に押すべく燃えていた。

知的で若く優秀なスティーブンはオハイオ州予備選討論会でも実力を発揮し、モリス知事の人気を高めていくのだった。

さらに、選挙事務所でインターンをしているモリー(イヴァン・レイチェル・ウッド)とも親しくなり何もかも順調に進んでいるかのようにみえた。

決戦のキーポイントであるオハイオを押さえれば勝利は目のまえとなるはずだったが、作戦会議中にうけたライバル陣営からの密会の依頼に出向いて行ってしまう。

加えて、モリーからは選挙におおきなダメージを与えかねない事実を聞かされる。

順調であったはずのスティーブンの政治にかけてきた人生は巧みな情報操作やワナに巻き込まれ少しづつズレを起こし始めるのだった。

The Ides Of March 3月15日

idesを調べてみると次のようにありました。


(古代ローマの暦の)(3 月・5 月・7 月・10 月の) 15 日、(その他の月の) 13 日
引用:Weblio

アメリカ大統領選のある年は候補者にとってThe Ides of Marchはとても重みがあるフレーズになります。

なぜなら、3月15日は大統領選の候補指名者を決める日であり、ここでの勝利がその後の選挙に大きく影響するからです。

このフレーズを更に調べてみると関連した政治用語として“Beware the ides of March”(3月15日を警戒せよ)があります。

これはシェイクスピアの書いた「ジュリアス・シーザー」でシーザーが暗殺される政治悲劇が元になっていて、一寸先はヤミという政治の世界を表しています。

As Goes Ohio So Goes The Nation オハイオを制する者は国を制す

The Ides of March (2011)
George Clooney in The Ides of March (2011)

一語を強調して大事なことを手短につたえるフレーズ

As goes Ohio, so goes the Nation.

オハイオを制する者は国を制す

引用:The Ides of March

「go」を強調させて「オハイオを制する者は国を制す」と伝えています。

ここでの「go」は「(演説が)通る=受け入れられる」というニュアンスで使われていて

「オハイオでの遊説が受け入れられたら全米に勝利したも同然だ!」という意味です。

As goes Ohio, so goes the Nation. アメリカ大統領選におけるジンクスとして1964年以来

馴染みのフレーズになっている。

由来はオハイオ州がアメリカの産業や人種構成が集約されていたことからきています。

いまはラストベルトと言われるくらい錆びれてしまったムードが漂っている地域です。

しかし、2016年の大統領選挙でもオハイオ州が選挙のゆくえを左右していました。

Endorsement 支持

The Ides of March (2011)
George Clooney, Philip Seymour Hoffman, and Ryan Gosling in The Ides of March (2011)

『スーパーチューズデー』選挙戦略を話すシーンでのセリフ

オハイオでのモリス陣営は敵陣といい勝負をしていたものの、選挙をより有利にもっていくために

オハイオにこだわらずノースカロライナ州のトンプソン知事からの支持をとりつけることで勝利が

見えてくると話をします。

しかし、モリスはトンプソンの政治に対する考えがまるであわないと承諾しません。

I can’t run from Ohio. They’d kill us

オハイオは落とせん

Gov. If we loose Ohio and they get Thompson’s delegates…then they get North Carolina.

知事 オハイオを逃せば敵はトンプソンの票をさらっていきますよ…つまり、ヤツらはノースカロライナも押さえるということです

引用:The Ides of March

トンプソンが持っている切り札、つまり議員票をモリスに集めることができれば大統領選に勝利する確率はあがる!

選挙参謀ポール(フィリップ・セイモア・ホフマン)としてはモリスを説得してひと山越えたいところです。

そこでモリスの政治理念がトンプソンとあわないことは承知で現実的な話をもちかけてモリスを説得します。

Then they get the lead. 

ということは 主導権を奪われる

A lead we can’t beat. 

致命的なリードになります

Take his endorsement and the race is over.

(トンプソンの)知事の支持を得られたら勝負あったようなものですよ

引用:The Ides of March

The Big Leagues 大統領選

The Ides of March (2011)
Ryan Gosling and Evan Rachel Wood in The Ides of March (2011)

スティーブンはモリス選挙陣営でインターンのモリーと仲良くなりますが、選挙にダメージを

与えかねないスキャンダラスな話を彼女から聞きます。

それをもみ消そうとモリーを陣営から外そうとします。

モリーは納得がいかないと思いながらもスティーブンのいい分に従うのでした。

This is the big leagues. 

いいか、これは大統領選だ

It’s a mean. 

甘くない

When you make a mistake, you loose the right to play.

ミスしたものは脱落する

引用:The Ides of March

◎英語メモ:

the big league 

リーグの意味はひとつのグループ、連盟などを表しています。

セリフとしては、大統領選挙を大きな試合として捉えて、野球でつかわれる「メジャーリーグ」と

語呂合わせしたようなニュアンスが感じられます。

少しのミスが命取りになるということをモリーに納得させるフレーズといえます。

Loyalty 忠誠心

The Ides of March (2011)
Philip Seymour Hoffman and Ryan Gosling in The Ides of March (2011)

映画の主人公スティーブンは若く優秀でモリスという候補者に入れ込んでいました。

選挙で接戦になればなるほど敵陣としてはスティーブンのような優秀な人材は味方につけるか

追い出すか手を打たねばなりません。

政治という世界でまだ未熟なスティーブンは自分でも気がつかないうちに

敵のワナにハマってしまいます。

これによりスティーブンは自分の陣営からクビを言いわたされます。

なにをやるにしても言えることかもしれませんが、セリフに出てくる「Loyalty/忠誠心」は

政治の政界では絶対であると選挙参謀のポールがスティーブンに説教するシーンです。

There’s only one thing I value in this world, Steven. That’s loyalty.

この世界でわたしが唯一信じているのが忠誠心だ

And without it, You’re nothing! 

君には頼れない

It’s the only currency you can count on. 忠誠心こそが唯一頼れる通貨だ

引用:The Ides of March

信用と通貨は生きていくうえでの必須アイテムであるとさえ言っています。

政治にかかわらずひとつの団体に所属して活動するというのは「忠誠心」は絶対なのでしょう。

政治についてよくネタになる利権争いやスキャンダルなどが『スーパーチューズデー』のなかで

テンポよく描かれています。

まとめ

『スーパーチューズデー』を通して政治の世界でかわされている英語フレーズや英単語を紹介しました。

政治の世界は冷静で非情なしたたかさが求められる!

心身ともにボロボロになった主人公ですが最後は大きく成長します。

アメリカ大統領選挙がグッと身近に感じられると思うので是非観てください。

2020年11月3日にはアメリカ大統領選挙です。

歴史的な危機となった新型コロナウイルスにアメリカはどう取り組むのか世界中が関心をもつなか

コロナに感染してしまったトランプ大統領。

いつもの強くて存在感のあるところを発揮して勝利を勝ちとるのか、それとも対抗候補バイデン氏になるのか?

『スーパーチューズデー』を観たことで関心が高まりました。

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