E.T.と少年のセリフに学ぶ互いを思いやる気持ちがつたわる英語

アドベンチャー、ファンタジー
スポンサーリンク

ことばも文化もまったく異なる世界にひとりとり残されてしまったら…。

普通なら気がアセるばかりで途方に暮れてしまいますよね。

映画『E.T.』は、異星人と地球の少年が主人公でストーリーが進んでいきます。置いてきぼりになった異星人がどうやって故郷に帰るのか、それを可能にしてくれた少年との友情が描かれています。

英語セリフをとおして学べるのは、大人になるにつれ忘れてしまいがちな好奇心だったり、純粋に相手を思いやるやさしい気持ちを思いださせてくれます。

では『E.T.』のストーリーを追いながら日常会話でも使える英語のセリフを見ていきましょう。

Company Credits : Universal Pictures
引用:映画.com

The Japan Times Alpha は、日本語による注釈や解説がついているので楽しみながら生きた英語を学べ、無理なく自分のペースで続けられます。

「Life & Culture」に解説されている「シネマ倶楽部」は映画のセリフをとおして英語が学べとてもおすすめです。

E.T. あらすじ

巨大な宇宙船からまい降りた複数のエイリアンたちは地球で調べものをしていた。それに気がついた人間が近づいてきたくるがエイリアンたちは船にもどり逃げてしまう。ところが、船に間にあわず独りとり残されてしまったエイリアンがいた。

やがてエイリアンは10歳の少年エリオットに見つけられる。はじめは仰天するエリオットだったが、次第にかわった形の友情を育んでいくのだった。

エリオットがE.T.と名づけたエイリアンは地球での生活について学んでいき、エリオットは人間ではない友だちが出来るとはどんなことか新しい価値を学んでいく。

故郷に帰りたいE.T.を助けてあげたいエリオット。でも、それは彼にとって大事な友だちと離ればなれになることでもあった。

E.T.と少年のセリフに学ぶ互いを思いやる気持ちがつたわる英語

This Is “Reality”

E.T. the Extra-Terrestrial (1982)
Pat Welsh in E.T. the Extra-Terrestrial (1982)

『E.T.』はフィクションにもかかわらず妙に現実的なところもあって、映画だということを忘れさせてくれるセリフがあります。

地球にとり残されたE.T.は何とかして故郷に帰りたいわけです。少年エリオットは何とか手伝ってあげたいのですがどうすることも出来ません。

そこで、エリオットの友たちグレッグが言ったセリフは人間なら誰でもそう思うのではという感じがコミカルに描かれています。

Elliott: He’s a man from outer space and we’re taking him to his spaceship.

エリオット:(E.T.)は宇宙から来たんだから帰るには宇宙船まで連れていってあげなきゃ。

Greg: Well, can’t he just beam up? 

グレッグ:それならさぁ、光線でもだして知らせてやれないのか。

Elliott: This is *reality*, Greg.

エリオット:(夢みたいなこと言うなとばかり)これは現実的なことなんだぞグレッグ。

引用:IMDb

◎英語メモ:

This is “reality”. これは現実的なことである。

日常英会話によくでてくるフレーズで、切羽詰まったときに相手が茶化したことを言ったことに対して戒めるときに使われることが多いです。

例:

We want to go to Kyoto but we can’t do that because of COVID19.

京都に行きたいけどコロナのせいで行けないよ。

 

Right, this is “reality”.

ほんとね。それが現実だわ。

Grow Up Together

E.T. the Extra-Terrestrial (1982)
Henry Thomas and Pat Welsh in E.T. the Extra-Terrestrial (1982)

エリオットはE.T.と接している時間が多くなるほどにE.T.に地球にいてほしいと思うようになってきます。なぜなら、父親が出ていってしまい母と兄妹ふたりで暮らしていたエリオットはどこか寂しい気持ちが残っていたからです。

その寂しい気持ちをE.T.が埋めてくれたことに気づきエリオットは本心でE.T.に語りかけるセリフです。

Elliott: You could be happy here, I could take care of you. I wouldn’t let anybody hurt you. We could grow up together, E.T.

エリオット:ここにいれば幸せだよ。ぼくが面倒見てあげる。誰も君のこと傷つけたりさせたりするもんか。ぼくたちは一緒に大きくなろうよ、E.T.

引用:IMDb

◎英語メモ:

We grow up together. いっしょに大きくなろう。

この先もずっと一緒だよという強いつながりを表したいときに使えるフレーズです。すごく楽しいこと、つまりエリオットがE.T.と一緒にいたい気持ちがよく表れています。

Be Good

E.T. the Extra-Terrestrial (1982)
Drew Barrymore, Henry Thomas, and Pat Welsh in E.T. the Extra-Terrestrial (1982)

エリオットの妹ガーティがE.T.に言葉をおしえているシーンです。女の子らしくE.T.に服をきせてぬいぐるみの人形のようにしています。ヘンテコで様になっていない姿が笑えます。

家に帰ってきたエリオットがその姿をみるなり驚きの声で叫びます。

Elliott: [seeing E.T. in a dress, with a wig and jewelry] Oh, God!

エリオット:(着飾ったE.T.をみて)なんだよ、そのカッコウ!

E.T.: Elliot.

E.T.:エリオット

Elliott: [still too frustrated to notice he just spoke to him] What?

エリオット:(E.T.が自分を呼ぶのにびっくりして)なんだよ?

E.T.: Elliot!… Elliot!

E.T.:エリオット、エリオット

Gertie: I taught him how to talk now. He can talk now.

ガーティ:あたしが教えたのよ。いまは喋れるんだから。

Gertie: Look what he brought up here all by himself. What’s he need this stuff for?

ガーティ:これ見てよ。ぜんぶE.T.が自分で持ってきたのよ。なにに使うのこんなもの。

Elliott: E.T., can you say that? Can you say ‘E.T.’? E.T.

エリオット:E.T.、これ言えるかい。E.T.って言える?

E.T.: Eeee Teee.

E.T.:イィィィー・ティィィィー

E.T.: E.T.! E.T.! E.T.! Beee good.

E.T.:イー・ティー、イー・ティー、イー・ティー!ビィィィー・グゥ

Gertie: “Be good”! I taught him that, too!

ガーティ:「いい子にしてネ」それもあたしが教えたのよ。

引用:IMDb

◎英語メモ:

Be good. いい子にしてなさい。

親がこどもに言いきかせる定番のフレーズです。また、学生のあいだで使うときは「うまくやれよ」といったニュアンスにもなるので用途は幅広いですね。

映画の後半ではE.T.が “Be good”を教えてくれたガーディにさよならのつもりでこのフレーズを使っています。

E.T. the Extra-Terrestrial (1982)
Drew Barrymore and Pat Welsh in E.T. the Extra-Terrestrial (1982)

E.T. Home Phone

E.T. the Extra-Terrestrial (1982)
E.T. the Extra-Terrestrial (1982)

エイリアンが英語をおぼえて話しています。E.T.が新聞のマンガを使ったりしてカタコトで単語を並べていき相手の理解を得ているシーンです。

英会話学習するなら避けてとおれない行動ですね。さっそくE.T.に学んでみましょう。

E.T.: [gives Elliot a newspaper and points at a comic picture] Phone.

E.T.:(新聞に載ってるマンガを指さして)デンワ。

Elliott: ‘Phone’? He said ‘phone’? He said ‘phone’?

エリオット:デンワ? 電話って言った?

Gertie: Can’t you understand English? He said ‘phone’.

ガーティ:なによ英語わかんないの? デンワって言ったでしょ。

E.T.: [points to closet] Home?

E.T.(クローゼットを指して)オウチ

Elliott: You’re right. That’s E.T.’s home.

エリオット:そうだよ。そこは君のオウチだよ。

E.T.: [scurries over to the window and points his long finger towards it] E.T. home phone.

E.T.:(窓からみえる景色のとおくを指さして)E.T. オウチ デンワ

Gertie: [clarifying] E.T. phone home.

ガーティ:(はっきりと発音して)E.T. オウチ デンワ

Elliott: E.T. phone home.

エリオット:E.T. オウチ デンワ

Elliott: E.T. phone home!

エリオット:そうか、E.T. デンワ オウチだ!

Gertie: He wants to call somebody.

ガーティ:だれかに連絡していのね。

引用:IMDb

英語はカタコトでもどんどん使っていくことで上達していく!それをE.T.が実際にやって見せてくれているところが面白いです。

Ouch

E.T. the Extra-Terrestrial (1982)
Drew Barrymore, Henry Thomas, Robert MacNaughton, and Pat Welsh in E.T. the Extra-Terrestrial (1982)

映画のハイライトといえる別れのシーンでのセリフです。せっかく仲良くなったのに離ればなれになるのは辛いですよね。

シーンでE.T.はじぶんが教えてもらった英語表現をつかってエリオットに自分の気持ちを伝えています。

E.T.: Come… 一緒にいこう…

Elliot: [solemnly] Stay… ここに残るよ…

E.T.: [puts his finger to his glowing heart] Ouch. イタい

Elliot: [mimics the same action, tearfully] Ouch. (僕も)つらいよ

E.T.: [E.T. and Elliot embrace each other, then E.T. puts his glowing finger to Elliot’s forehead] I’ll… be… right… here. 

(エリオットの頭を指でさしながら)ぼくは…ここに…いるよ

Elliot: [tearfully] … bye. (涙ぐんで)さよなら

引用:IMDb

◎英語メモ:

Ouch 痛い

E.T.は、エリオットがノコギリで怪我したときに言った英語を覚えていて「痛い」という単語は悲しいときにも使える言葉だと理解していたのですね。

まとめ

『E.T.』のストーリーを追いながら日常会話でも使える英語のセリフを紹介しました。

遠い星からきたエイリアンと少年エリオットが交わす英語セリフを通して大人になるにつれ忘れてしまいがちな好奇心だったり、純粋に相手を思いやる気持ちをよみがえらせてくれます。

『E.T.』が名作といわれる所以は、観ている人がみな子供のころの気持ちに戻れるからではないでしょうか。

タイトルとURLをコピーしました