『ダークフェニックス』映画のセリフに学ぶ英語:Gift(才能)

アドベンチャー、ファンタジー

赤ん坊がバブバブ言いながら親の話しかたをマネして言葉を覚えていくように、英語も発音をマネしながら覚えてくと上達が早くなります。

とはいえ、ただ単語の発音を覚えていくだけのやり方では飽きてしまうし定着しませんよね。

今回は、X-Men『ダーク・フェニックス』のセリフを使ってみじかいながらも印象的な英語フレーズを紹介します。

主人公ジーン・グレイと彼女によりそうプロフェッサーXとの会話のなかで

You’ve got gifts, Jean.

引用:IMDb

というセリフがあります。

『ダーク・フェニックス』では、ジーンのものがたりを通して”Gift”という英単語の意味や使い方を解説します。

出典:IMDb

X-Menダークフェニックス あらすじ

X-Men: Dark Phoenix (2019)
Sophie Turner in X-Men: Dark Phoenix (2019)

ミュータントのジーン・グレイ(ソフィー・ターナー)はこどもの頃に交通事故で両親を亡くしている。

事故をおこしたのは自分が持っている特殊な能力だと感じつつも、その能力をコントロールできないことにジーンは苦しんでいた。

わたしなら君を助けられるよジーンと手を差しのべてくれたのはX-Menを率いるチャールズ・プロフェッサーX(ジェイムズ・マカヴォイ)。そしてジーンはチャールズの元で他の仲間たちとともにX-Menのひとりとして成長いく。

あるとき人間の打ちあげたスペースシャトルが何らかの事故に遭い、アメリカ政府から救助要請がだされる。

X-Menの一員として救助に向かったジーン。しかし、シャトルのチームは救ったもののジーンは逃げおくれて得体のしれない巨大なチカラによってシャトルは大爆発を起こす。

大爆発を起こしたというのに奇跡的に助かったジーンだったが、事故のあと触れるものを破壊してしまう謎のチカラをつけたジーンはそのチカラをコントロールできなくなってしまった。

仲間のX-MENたちはジーンに救いの手をさしのべるが逆に彼女を追いつめてしまう。

さらに彼女の力を利用して地球を狙う新たな敵も現われる!

『ダーク フェニックス』能力を意味する特別なGift(ギフト)

X-Men: Dark Phoenix (2019)
Sophie Turner in X-Men: Dark Phoenix (2019)

交通事故で両親を亡くしてしまったジーン。不思議な力のおかげでジーンはまったく傷を負っていません。でも、これからどうなるのだろう?そんなときにプロフェッサーXが現われます。

プロフェッサーXはジーンがもつ能力について話だし、そのチカラを良いことに使ってほしいと願っています。

You’ve got gifts, Jean. 君には才能があるんだよ、ジーン。

Do you know what?  Take this pen, right. わかるかい? ほら、ペンを受けとって。

It’s something that, well actually, just take it.  It’s a gift. 

なんていうかなぁ。まあ、受けとって。これはギフト(贈りもの)だよ。

Now you could choose to draw a really good picture with that or you could use it to poke someone’s eyes out. 

きみはそのペンを使ってすごく素敵な絵を描くこともできるし、それで人の目を刺したりもできる。

But either way, it’s still just a pen.  It’s just gift. 

どっちも選ぶことができるけど、ペンはペンでしかないよ。それはただの贈りものだからね。

And what you choose to do with your gift, well, that’s entirely up to you.  But if you want to use it to do good stuff, well, I can help you. 

そして、もらったギフトでどんなことをするかは君がどうしたいか次第さ。もし君がそれで良いことをしたいと思うなら、わたしは君のことを手伝えるよ。

引用:X-Men “Dark Phoenix” (c)20th Century Fox

Gift/ギフト 解説

X-Men: Dark Phoenix (2019)
Sophie Turner in X-Men: Dark Phoenix (2019)

贈りものとしてのGift/ギフトは日本でも馴染みのあることばですよね。

いっぽうでGift/ギフトには「才能がある」とか「能力がある」を表すときにも使われる英語です。

例:

Mr. President is so gifted when it comes to do his speech. 大統領はスピーチとなるととても上手です。

She has a gift for acting. 彼女は演技の才能がある。

『ダーク・フェニックス』ではどうかというと、プロフェッサーXはジーンには特別な能力があるという意味でのGift/ギフトがあると話して聞かせています。

  • ペン=おくりもの(Gift/ギフト)
  • ジーン=特別な能力をもっている(Gift/ギフト)

もっとも、ジーンは自分に何かしらの能力があることは気づいていました。ただ、両親や周りに気味が悪いと思われたくないし、何よりもそのチカラをコントロールできないことが苦しかったのです。

ジーンにとってのGift/ギフトは

  • Wierd 気味が悪い
  • Crazy クレイジー

という方がピンとくる感じだったのではないでしょうか。

プロフェッサーXも当然その辺のところは予測していて、確かに人によってはジーンの能力はネガティブなイメージがあるかもしれないと理解しています。

プロフェッサーXの思うGift/ギフトとは

  • Special(特別なもの)
  • Significant(壮大なもの)
  • Amazing(驚くべきもの)

という言葉と同じであると、ジーンを励ましてくれます。

まとめ

X-Men『ダーク・フェニックス』のなかで短いながらも印象的な英語フレーズを紹介しました。

フェニックスというダークなチカラに覚醒すると破壊的なパワーを発揮するジーン。ダークフェニックスではX-MENのミュータントたちがどのようにして彼女を助けだすのかが見どころです。

英語のリスニングは音から入るので、まず短くとも記憶にのこる単語やフレーズをつかまえる。後はその意味や文脈・文法を勉強していくことで頭と耳がつながってきてリスニングも上達していきます。

まずは

You’ve got gifts. 君には才能がある。

引用:IMDb

ここからスタートしてみてはいかがでしょう。

ぜひ映画をチェックして英語学習にも役立ててください。