オーバーラッピングで英語が上達!教材は渋い声のナレーションが魅力の『クリーム解散コンサート』

psychedelic paint 音楽

英語のリスニングやスピーキング力が上達する学習方法のひとつにオーバーラッピングチャンクリーディングがあります。

やり方はスクリプトを読みながら、聞こえてくる英語にじぶんの声をピタッとかぶせる感じです。モノマネに近い練習方法ですが、スピーキング、リスニングともに英語上達に効果があります。

教材に使うスクリプトですが、せっかく練習するなら、じぶんが興味をもてるジャンルの英語で学びたいですよね。

今回は、渋い声のナレーションが聞ける『クリーム解散コンサート』を紹介します。

本記事では、英語力を伸ばしたい、なおかつ次のリストに興味があるひとに向けて書いています。

  • ロック(洋楽)が好き
  • 1960年代のファッション、カルチャー、音楽に興味がある
  • ナレーションで英語を勉強してみたい
  • 英語をカッコよく話してみたい
cream 1968

出典:IMDb

オーバーラッピングとは?英語トレーニングでよく聞くシャドーイングとどう違うのか?

listening

オーバーラッピングと似ているトレーニング方法にシャドーイングがあります。

ネイティブスピーカーが話している英語を追いかけるように話していきます。シャドーイングは英会話スクールのトレーニング方法としてたびたび目にするやり方です。

しかし、シャドーイングは難易度が高い!特に英語を習いはじめのひとにとっては苦行になる可能性大と言えます。

オーバーラッピングと違ってシャドーイングはスクリプトなしで相手の言っていることを少しズラして話すのですっごく大変(ーー;) 

海外の要人やハリウッドスターのコメントに同時通訳のひとが、少し遅れて日本語訳を話していますよね。聞いている方も大変じゃないですか?

日本語でも相手の話していることを少しズラして追いかけて話すのは大変ではないでしょうか。

ですから、リスニングやスピーキングを鍛えるのであれば、まず相手の話しにピタリと合わせる、つまり、コピーするオーバーラッピングがおススメです。オーバーラッピングで英会話の流れ、英語の意味がつかめてきた後にシャドーイングをトレーニングする順番であれば効果的と言えます。

オーバーラッピングのやり方(チャンクリーディングで練習)

では、オーバーラッピングのやり方を見ていきましょう。

渋い声のナレーションはイギリスの俳優でありナレーターとしても活躍していたパトリック・アレン。

練習するステップはつぎの2つ。

  • 最初はスクリプトを読みながら英語を聞く
  • つぎにナレーションにあわせてスクリプトを音読(くり返し何度も練習できるよう小さな固まり(チャンク)ごとに読んでいきます。)

このやり方はチャンクリーディングと言われていて英語のリスニングとスピーキングを高めるのに効果的です。

YouTube動画なら話す速度を落とせる機能がついているので、話すスピードが速いと感じたら速度を落として挑戦してみましょう。

speed control of YouTube

引用:YouTube ヘルプ

教材でつかうナレーションは渋い声がカッコイイ!

ここではオーバーラッピングのスクリプト教材としてクリーム解散コンサートで聞けるナレーションを紹介します。

クリームは1966年から1968年に活動したロックバンド。どの曲もブルースが基本にあり渋い!解散コンサートの動画をみれば、どれだけ人気があったかが伝わってきます。

ここで教材として紹介するのは、クリーム最大のヒットソング「サンシャイン・オブ・ユラ・ラブ」をバックに語る渋い声のナレーション。リズミカルで正確な英語のナレーションが聞けます。

まずは「音」に耳を傾けてみましょう♪♪

The British Rock Group Called Simply Cream

まずは最初のチャンク(5行)。クラシックで有名なコンサートホールでイギリスのロックバンド、クリームが最後の公演を行うというくだりです。

The date is November the 26th, 1968.

The British Rock group called simply Cream

are making their farewell appearance at one of London’s greatest concert houses, the Royal Albert Hall.

The Albert Hall is spiritual home as many of London’s finest symphony orchestras.

And particularly, world famous promenade concerts.

(narrated by Patrick Allen)

概要:

1968年11月26日、イギリスのロックグループ、クリームの解散コンサート。

会場となったロンドンにあるロイヤル・アルバート・ホールは、プロムナードなど素晴らしいクラシック演奏が行われることで世界的に有名なコンサートホール。

◎英語メモ:
November the 26th, 1968 
 ※26日を「特別なあの日」とするため冠詞をつけて the 26th と強調。
farewell appearance 最後の公演
promenade concerts プロムナードコンサート(大衆的な演奏会)

Single-Handedly

Cream's Farewell Concert (1969)
Eric Clapton in Cream's Farewell Concert (1969)

Tonight, it is host to one of England’s finest rock groups, the Cream.

Cream had played together for only two years.

During that time, (they) have almost single-handedly given rock a music authority which only the deaf cannot acknowledge.

(narrated by Patrick Allen)

概要:

クリームが活動したのは2年でした。しかし、わずか3人のミュージシャンだけでロックミュージックを権威あるものにしたのは、誰もが認めることだったのです。

◎英語メモ:
almost single-handedly ほとんど他人の助けなしに
acknowledge  認識する

Join Forces

Cream's Farewell Concert (1969)
Eric Clapton in Cream's Farewell Concert (1969)

ナレーションでは、メンバー紹介とクリームが3人とも卓越したミュージシャンだったことを強調しています。リスニングを鍛えるコツは何度も聞きかえして「音」をカラダに焼きつけましょう。意味理解も大事ですが、まずはスクリプトを読みながら「音」をカラダに焼きつけるのが先決。

Jack Bruce, lead singer, bass guitarist, harmonica player. A twenty-five-year-old Scots, once played with Manfred Mann.

Eric Clapton, a twenty-three-year-old, ex-stained glass window designer. Rated by most as the finest instrumentalist in this kind of the world.

And Ginger Baker, a twenty-nine-year-old, Cockney, a legend, even amongst other drummers.

Two years ago, each was other’s favorable performer. So is inevitable that they should join forces.

(narrated by Patrick Allen)

 

概要:

ジャック・ブルース(ベースヴォーカル)、エリック・クラプトン(ギターヴォーカル)、そしてジンジャー・ベイカー(ドラムス)はそれぞれが優れたミュージシャンであり3人がグループを結成することは必然だった。

◎英語メモ:
a twenty-five-year-old, Scot 
25才 スコットランド出身 
 ※ひとつの意味を複数の単語で表すとき、ハイフンをつかってわかりやすくしている。

Manfred Mann 1960年代に活躍したイギリスのポップ・グループ

a twenty-three-year-old ex-stained glass window designer
23才 元ステンドグラス・デザイナー

a twenty-nine-year-old, Cockney, legend 
29才 イギリス出身(ロンドンの労働者階級が話す英語コクニー訛りがある)
ドラマー界のレジェンド

the finest instrumentalist もっとも優れた演奏家

inevitable 運命的な、避けて通れない

join forces 力をあわせる、協力しあう

Forget Message, Forget Lyrics, And Just Play

Cream's Farewell Concert (1969)
Eric Clapton, Ginger Baker, Jack Bruce, and Cream in Cream's Farewell Concert (1969)

フォークやポップスのように歌詞にメッセージを込めるというよりはバンド演奏こそがクリーム最大の魅力だということをわかりやすく、手短につたえる英語フレーズです。

プロのナレーターだけあって、様ざまなリズムやアクセントをつけて聞いている方が興味が持てる話しかたと言えます。

They may not be the greatest musicians or the greatest poets of the age.

But together with the Beatles, they are getting through to the greatest number.

Their motto is simple. Forget the message, forget the lyrics; and just play.

(narrated by Patrick Allen)

概要:

3人は偉大な音楽家というわけでも、その時代にいた偉大な詩人というわけではない。しかし、ビートルズ同様、たくさんのひとを夢中にさせてきたことに違いはない。

クリームのモットーはつぎの3つである:メッセージなど関係ない、詞も関係ない、ただ演奏するのみだ!

◎英語メモ:
be getting through 駆け抜ける
the greatest number (of people or audiences) とても多くの(オーディエンスに)

まとめ

英語力アップに使える学習方法のひとつオーバーラッピング。そして、オーバーラッピング教材にクリーム解散コンサートの渋い声が魅力のナレーションを紹介しました。

リスニングやスピーキング力をアップしたいのであれば「くり返し練習する」につきます。練習にあたり、じぶんが興味をもてる教材があればモチベーションもキープできることでしょう。

今回は、1960年代、ロックミュージック、渋い声のナレーションが好きなヒト向けに記事を書きました。しかし、どのジャンルでも効果的な学習方法です。ぜひ、オーバーラッピングを取り入れて英語学習に役立ててください。

オーバーラッピングをより詳しく学ぶのにおススメな本
タイトルとURLをコピーしました