いつまでも若さや美しさを維持していたいと思うのはごく普通のことと思います。けれど、いつまでも歳を取らない、永遠に生き続けるとなると自分だけ置いてきぼりになったみたいで何とも寂しい限りです。
今回は、映画『アデライン』100年目の恋を通じて、主人公アデラインのセリフから歳を重ねることが出来ない切なさを表現した英会話フレーズを紹介します。
『アデライン』100年目の恋 あらすじ
引用:MIHOシネマ
『アデライン』100年目の恋 映画のセリフや名言に学ぶ英語フレーズ
アデラインは娘のフレミングと愛について語らいます。アデラインの不老不死になってしまった体質によって愛も幸せも不可能になってしまったと言います。
親子の英会話フレーズでは、恋をした相手と共に歳を重ねて終わりを迎えることの大事さを表わしているフレーズです。
Love Is Just Heartbreak
フレミング:
Don’t you miss having someone to love?
もう、だれかと恋をしたいとは思わないの?
アデライン:
It’s not the same when there’s no growing old together.
一緒に歳を重ねて行けないのって、人生を添い遂げるってことにはならないわ。
Without that, love is just heartbreak.
ともに人生を生きていくことのできない愛なんて、そんなの悲痛なだけよ。
Tell Me something I Can Hold Onto Forever And Never Let Go
アデラインとエリスは互いに惹かれあい結ばれます。けれど、アデラインは何十年もいわゆる普通の恋愛をすることができなかったため、エリスを心から受け入れようとしません。
すぐに話をはぐらかそうとするアデラインにエリスは徐々にお互いの事を深めていこうというつもりで”Let go.”「そのままで。」つまり「いまは忘れて。」と言ってキスをします。
アデライン:
Tell me something I can hold onto forever and never let go.
永遠に忘れずそのままにしておけるようなこと言ってみて。
エリス:
Let go. いまは忘れて。
You Lived But You’ve Never Had A Life
エリスの父、ウィリアムは息子エリスが紹介してきた女性は、かつて自分が結婚を申し込もうとしたアデライン本人で、数十年の時を経ても当時とまったく変わらずに存在していることに気づき驚きます。
ウィリアム:
You lived but you’ve never had a life.
君はこんなにも時を越えてきたというのに、自分の人生というものがないなんて。
自分の人生がないまま長生きしていたと知ったときの元恋人ウィリアムのセリフが切なさをよく表しています。
ここでの英会話フレーズは、アデラインはどうして歳をとらなくなったという事よりも、「どうしたら幸せな人生を送れるのか?」が分からなくなっていたという風に理解した方がよいでしょう。
映画はアデラインを軸にして時と場所が10年ごとに変化していきます。自分の親しい友や家族がいなくなり、一人ぼっちになっていく様はなんとも寂しいものがあります。
あと味のわるいエンディングを迎えそうな雰囲気の中、アデラインは再び交通事故に遭います。この事故がキッカケでアデラインは老いるという人間本来のもっている機能をとり戻します。
まとめ
『アデライン』から映画のセリフや名言に学ぶ英語フレーズを紹介しました。
映画の見どころはブレイク・ライブリーのファッション。時代ごとに流行っていたファッションを着こなすところは何ともイカしてます。
みためは29歳のまま実年齢が100歳を超えているという設定からヒロインは落ち着いた喋り方をしています。
ブレイク・ライブリー本人もアデラインという役柄が合っていて、バラエティー番組や他のインタビューを見てみると、元々の落ちついた、やや大人しい人なのかもしれません。