前向きになれるなにかを見つけたときのうれしい気持ち、とても感激した場面に出くわしたときの気持ちを英語で伝えるにはどう言えばよいでしょう。
そんな英語が学べるピッタリな映画があるので紹介します。
今回は、映画『This Is It』からマイケル・ジャクソンの名言をふり返りながら、ダンサー、ミュージシャン、スタッフに控えめでプロフェッショナルで心のこもった人間性が伝わってくる名言を聞いてみましょう。
映画は、マイケルがコンサートに向けてどのようにリハーサルを積んでいくのか垣間見れるのと同時にマイケル・ジャクソンという存在がいかに愛されていたかがわかります。
残念ながら2009年6月25日、マイケル・ジャクソンは50歳でその生涯を終えました。しかし、マイケルの残したたくさんの名曲やパフォーマンスはずっと語り継がれていくことでしょう。
映画『This Is It』は、マイケル・ジャクソンと仲間たちの会話もたくさん聞くことができます。
アメリカ、オーストラリア、ヨーロッパなどいろいろなアクセントの英語を聞くことができるのでリスニングの強化にもなるし映画を楽しみながら英語学習に使えるフレーズも学べます。
『マイケル・ジャクソン This Is It』 あらすじ
引用:MIHOシネマ
『マイケル・ジャクソン This Is It』映画の名言に学ぶ英語フレーズ
映画はマイケル・ジャクソンがロンドンでコンサート開くためにオーディションやリハーサル風景がみれます。映画の冒頭ではオーディションに合格したダンサーたちのコメントを聞くことができます。
あこがれのマイケル・ジャクソンと共演できるという大きなチャンスを手にしたダンサーたちは興奮のあまり声がふるえていたり、感激で涙ぐんだりとそれぞれの感激ぶりを押さえられません。
なかでも、印象的なのはじぶんが打ち込めるなにかをつかんだと語るダンサー。映画のタイトルでもある『This Is It』をつかって正直な気持ちを語っているダンサーのことばを聞いてみましょう。
This Is It!
A Dancer:
Ah…life is hard, right? I’ve been searching for something that shake me up a little bit. And give me a kind of meaning to believe in something. This is it!
人生はつらいだろ 前向きになれる何かを探していたんだ 人生に意味を見つけたかった 信じられる何かを それが これだ
movie quote from Michael Jackson “This Is It”
◎英語メモ
This Is It. それがこれだ。
ここでの「It」はダンサーの語る「前向きになれる何か」を意味しています。
この英語フレーズは日常英会話でもよく出てくるし、たった3語なのでぜひとも覚えましょう。
We Want Escapism
Michael Jackson: It’s an adventure. It’s a great adventure. It’s nothing to be nervous about. We just want wonderful experiences.
We want escapism. We want to take them places that they’ve never been before. We want to show them talent like they’ve never seen before. So, give your all.
これはすばらしい冒険だ なにも心配はない ファンの望みは日常を忘れる体験だ 未知の領域に連れていこう 未体験の才能を見せよう 全力を尽くそう
引用:IMDb
◎英語メモ
We want escapism. ファンの望みは日常を忘れる体験だ
escapism 日常あることから別の世界へ行こうとすること、つまり現実逃避
マイケル・ジャクソンはコンサートを観にきてくれるファンに日常ではありえない素晴らしい経験をしてもらうために自分たちの才能をあますことなく発揮しよう仲間たちに呼びかけているわけです。
『マイケル・ジャクソン This Is It』 女性ギタリスト オリアンティが語るマイケル・ジャクソン
This Is Your Moment To Shine
リハーサルのなかでマイケル・ジャクソンと競うあうようなパフォーマンスをみせる女性ギタリストが登場する。彼女はオリアンティ(オリアンティ・ペニー・パナガリス)というオーストラリア出身のロックミュージシャン。
ブロンドの髪をなびかせながらマイケル・ジャクソンの名曲「Beat It」「Black or White」でギターのパフォーマンスがなんともカッコいい。
映画の見どころのひとつとして、オリアンティがマイケルのハイトーンにギターをあわせていくシーンでは「ここのソロパートはキミが主役になる瞬間だ、もっと高く!もっと!」とマイケルがオリアンティのギターソロをもり立てる。
This is your moment to shine.
ここのソロ・パートはキミが主役になる瞬間だ
引用:IMDb
◎英語メモ
This is your moment to shine. ここはキミが輝く瞬間だ
最高の瞬間を見せろよ!ともり立てるこの英語フレーズはどんな場面でも使えるので誰かをはげますようなときはぜひこの英語フレーズをおぼえて使ってみてください。
He’s Pretty Cool
3か月間にわたるマイケル・ジャクソンとの共演からオリアンティはコンサートにむけて全力で向かうことと楽しむことを学んだそうです。
キング・オブ・ポップであるマイケル・ジャクソンを目のまえに圧倒された様子をかたるオリアンティは、緊張しながらもじぶんにできる最大のギタープレイを見せたのではないでしょうか。
I am so happy. This is a dream come true. When MJ comes in a room and rehearsing, his presence is just amazing. He’s pretty cool. I really like him.
夢が叶って最高です (マイケルは)すごい存在感で ほんとにカッコよくて
movie quote from Michael Jackson “This Is It”
◎英語メモ
He’s pretty cool. ほんとうにカッコよくて
オリアンティの語る cool とは「カッコいい」を表すスラング
ホンモノのマイケル・ジャクソンが目のまえにいることが相当なインパクトだったのでしょうね。
まとめ
マイケル・ジャクソンがいなくなってしまったのは本当に残念ですが、映画をとおしてマイケル・ジャクソンがいかに仲間たちに愛されていたか、そしてマイケル・ジャクソン自身もいかに仲間を信じてコンサートを最高のモノにしようしたか伝わってきます。
『マイケル・ジャクソン This Is It』から映画の名言に学ぶ英語フレーズを紹介しました。
ひと口に英語といっても映画を観ているとアメリカの英語だけでなくヨーロッパなまりのある英語やオーストラリアの英語もでてきます。
早口すぎてなにを言ってるのか聞きづらい英語もありますが、リスニングの練習になるので是非くりかえし観てください。
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