『グーニーズ』映画のセリフや名言から英語の意味や使いかたを学ぼう!

アドベンチャー、ファンタジー

英語は単語、イディオム、文法の基礎を学びつつ読んだり、書いたり、話したりと実践していくことで上達への道を上がっていくと教えられます。しかし、学んだことをどう実践していけば身近に感じて記憶にも残るのでしょう。

それにはネイティブが実際に英語をどう話すかを聞けるメリットがある映画がおススメです。

というのも、映画のセリフや名言には英語学習で習う英語はもちろん教科書にはない表現も学べます。なにより映画のシーンや役者の言いかたなどビジュアルやシチュエーションがセットで英語学習の助けになります。

今回は、『グーニーズ』から映画のセリフや名言から英語の意味や使いかたを紹介します。

the goonies imdb

出典:IMDb

『グーニーズ』あらすじ

映画『グーニーズ』あらすじとネタバレ感想
映画『グーニーズ』のあらすじとネタバレ感想。ストーリーを分かりやすく簡単に解説しています。映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載。

引用:MIHOシネマ

『グーニーズ』映画のセリフや名言の意味や使いかた

Bummer

Goonies (1985)
Sean Astin, Corey Feldman, Josh Brolin, Jeff Cohen, and Ke Huy Quan in Goonies (1985)

Mikey:

Bummer! もうイヤだ

Nothing exciting ever happens around here away. Who needs the Goon Docks?

グーン・ドッグなんて名前からして たいくつな町だ

引用:IMDb

◎英語メモ

Bummer なんだよ~、チェッ、ガッカリだ

友だちや仲間うちでよく使うコトバです。「しくじったなぁ」と思ったらひと言で通じるので声にだして練習しておくといいですよ。

発音は「バマー」とつづり通りの音で、失望感あるひびきはどこか滑稽な感じで「そう落ちこむなよ」と声をかけたくなるフレーズです。

例文:

All tickets for the concert are already sold.

チケットはもう売り切れです。

Bummer.

ガッカリだ。

Truffle Shuffle Goonies

Goonies (1985)
Jeff Cohen in Goonies (1985)

Chunk: I just saw the most amazing thing in my entire life!

スゲェものを見たんだぜ

Mouth: First you gotta do the truffle shuffle.

踊りを見せな

引用:IMDb

◎英語メモ

the truffle shuffle 

truffle トリュフ 柔らかくポチャとしたもの shuffle まぜる、ゆれ動かす

日常英会話にでてくるフレーズとは言えません…。

ただ、小太りのチャンクがポッチャリしたお腹をつかってダンスするヘソ踊りが愛らしい。このシーンを切りとったオフィシャルTシャツもあるくらいで映画の代名詞的なフレーズのひとつです。

In Style

Goonies (1985)
Josh Brolin in Goonies (1985)

Mouth:

What is this, a nuclear Saturday or something?

さえない顔をするのはやめなよ

Come on, guys. This is our last weekend together, last Gonie weekend.

なんだよ 俺たちグーニーズの最後の週末だぜ

We got to be goin’ out in style, cruisin’ the coast, sniffin’ some lace, downin’ some brews but no.

豪華に決めようぜ 車をぶっとばして コカインとビールと思ったのに

引用:IMDb

◎英語メモ

a nuclear Saturday or something?

日本語字幕は「さえない顔するのはやめなよ」となっています。

セリフは直訳すると「核の土曜日かなにか」・・・これでは何をいっているのかわかりませんよね。これはスラング表現でユーモアのひとつとして覚えてしまったほうがよいです。

英語で少しあきれたものの見方をするとき

ネガティブにきこえる単語 + 曜日や季節

を組みあわせた言い方をよくつかいます。

たとえば、11月の第四木曜日は買い物客の人だかりいっぱいだということが由来のブラック・フライデーだったり、核戦争がおきたら長きにわたって氷河期がくるニュークリア・ウィンターという提唱など。

セリフに戻りますが、ここではマイキーと兄ブランドの家に遊びにきたマウスがふたりの様子が変だなと気づいてなぜ不景気そうな顔しているのかと気をつかっている感じがわかります。

in style 立派に、豪華に

もしかするとみんなで遊べるのはこの土曜日だけになってしまうかも・・・だから、「最後くらい派手に遊び倒そうぜ!」というのがマウスの言いぶん。

どう派手にかというとin styleのあとにつづくフレーズです。

cruisin the coast, sniffin some lace, downin some brews

それぞれにアポストロフィ( ’ )がついていますよね。これは早口でしゃべると最後の字が省略されるためです。本来はつぎのとおり。

cruising the coast, sniffing some lace, downing some brews

マウスはひとつひとつ正確に発音しないでいきおいづいて話しています。早口で要件をつたえるためにところどころ聞こえないように話すのでより英語をリズミカルにしているわけです。

Upside Down

Goonies (1985)
Sean Astin and Jeff Cohen in Goonies (1985)

Chunk: Look, how’s that? How’s that?

ついたぞ

Mikey: Oh, you idiot! You glued it on upside down!

バカ さかさまだ

引用:IMDb

◎英語メモ

これは小便小僧のポコチン部分が折れてしまったあわてて直したから向きが変わってしまったというシーンでのセリフ。80年代映画のほのぼのした一面かもしれません。

「upside down さかさま」は歌の歌詞にもなるくらいよくつかわれるフレーズです。

例文:

Turn the piggy bank upside down. Then something good might happen.

貯金箱ひっくり返してみろよ。なにか良いことあるかも。

There’s not much face cream left in the bottle. I put it upside down so I can use it quickly.

フェイスクリームが少なくなってきたから、すぐ使えるよう容器を逆さまにしておいた。

Never Say Die

Mikey: Goonies never say die!

バカ言うな ぼくらはグーニーズだぞ

引用:IMDb

◎英語メモ

never say die あきらめるんじゃない

ヘビメタのアルバムタイトルみたいなフレーズですが、どんなに大変な状況だったとしても絶対にあきらめるなという意味がこめられています。

映画でもグーニーズが追いつめられたところでマイキーが仲間たちに言ったセリフ「ここであきらめたら終わりだぞ」とリーダーシップを発揮する場面でつかっていますね。

It’s Our Time

Goonies (1985)
Sean Astin, Corey Feldman, Martha Plimpton, Josh Brolin, Kerri Green, and Ke Huy Quan in Goonies (1985)

Mikey:

Down here, it’s our time. It’s our time down here. That’s all over the second we ride up Troy’s bucket.

ぼくらもここで頑張るんだ バケツに乗ったらそれまでだ

引用:IMDb

◎英語メモ

it’s our time ぼくらも頑張るんだ

こまった時に助け船にのっているだけだと成長しないで終わってしまう。そうではなくて、みんなが自分たちそれぞれの問題として頑張ればきっとよい結果がみえてくる。

困難に向きあうことの大切さをつたえる意味で「ぼくらの時間=it’s our time」という表現をつかっています。

Don’t Make Anymore

Goonies (1985)
Sean Astin, Corey Feldman, Martha Plimpton, Josh Brolin, and Kerri Green in Goonies (1985)

Mikey:

Goonies always make mistakes… just don’t make anymore.

まちがえは誰にでもある…ただ、もう間違えるな

引用:IMDb

◎英語メモ

シーンはグーニーズがいよいよ宝物を見つける手前まできたところ。しかし、ドクロの骨でできたオルガンを地図に書いてある楽譜通りに弾かないとトビラが開かないようにできている。

グーニーズでただひとりピアノが弾けるアンディがトライしてみますが、何回かミスってしまう。これいじょう間違えられたら命とりになるのでマイキーたちはアンディを焦らせないようにしながらも急かしているところが面白いところ。

「気にしてないけど、もうやるなよ」といったニュアンスをだすとき just don’t make anymore はピッタリな言いまわしです。

まとめ

『グーニーズ』…映画のセリフや名言から意味や使いかたを学べる英語フレーズを紹介しました。

学校で習う基礎英語はかならず習得しておかなくてはならないものではあります。しかし、それだけでは英語をどう使いこなすのかまでは教えてくれません。

とくにネイティブが英語をどう話すのかは近くに外国人の友だちでもいれば別ですが生きた英語を身につけるためには練習が必要。

その点、映画は英語学習するとき強い味方になってくれることでしょう。

冒頭でも書きましたが、映画のセリフや名言には英語学習で習う英語はもちろん教科書にはない表現も学べます。なにより映画のシーンや役者の言いかたなどビジュアルやシチュエーションはセットで英語学習の助けになります。

『グーニーズ』は英語をたのしく学べるし、登場人物のこどもたちによる冒険、友情、団結など英語以外のこと、つまり生きていくうえでのヒントだったり教訓も教えてくれる映画です。

1980年代を代表する名作でもあるのでどうぞご覧になって英語学習にも役立たせてください。

グーニーズ (字幕版)
落ちこぼれ少年団『グーニーズ』。彼らが夢にも見たことない、とびっきりの大冒険がいよいよ始まる! Eirin Approved (C) 1985 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.