『あの胸にもう一度』 マリアンヌ・フェイスフルのセリフに学ぶ英会話

ロマンス

やりたい事を思い通りにできたらストレスもないかもしれませんね。

でも、現実はなかなかそうもいかないもの…

今回の映画『あの胸にもう一度』は、そんなモヤモヤした気持ちを英語でそして少しクドクドと言いまわすシーンを元にした英会話を紹介します。

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『あの胸にもう一度』 あらすじ

結婚してまだ3ヶ月のレベッカ(マリアンヌ・フェイスフル)は優しく気づかいばかりする夫レイモンに不満を感じていた。

ブラックレザーのジャンプスーツに身を包み、かつて関係をもった大学教授のダニエル(アラン・ドロン)のいるドイツのハイデルベルクに向けハーレーダビッドソンを走らせるレベッカであったが…。

映画 『あの胸にもういちど』予告編 マリアンヌ・フェイスフル アラン・ドロン

レベッカ(マリアンヌ・フェイスフル)の独りごと

情熱的にそして燃えるように生きたいと願うレベッカは夫レイモンを物足りなさを感じていました。

恋仲になったダニエルから送られたハーレーダビッドソンにまたがりバイクを走らせると道中は暗くすたれた雰囲気で墓場と兵営ばかり。

レイモンとの関係だけでも息が詰まりそうなのに、その殺風景な道中に失望したレベッカはつぶやきます。

Rebellion is the only thing that keeps me alive.

反乱こそが生きてる証よ。

解説①:

劇中、ハーレーで駆け抜ける道はすたれ衰えた雰囲気がよく出ています。生気のない街並みに若者はもっと怒りをぶつけて活気ある街を取り戻すべきだという場面を描いています。

英語メモ:

rebellion  暴動、反乱

主節 +that keeps+ 代名詞+alive ~することで活きいきする

映画公開は1968年なので、第二次世界大戦が終わってまだ20数年。大勢の若い力が奪われた時代からそう遠くなかったことからレベッカのセリフは今よりもっと当時の現実を捉えたものだったと思います。

イライラを爆発 くどい言いまわし

レベッカとレイモンは友人のカップルと4人でスイスに遊びに行きます。

スキーを楽しむ4人でしたが、レベッカは優しすぎるレイモンにイライラするばかり。そして感情を爆発させます。

レベッカ: 

Aren’t you enjoying yourself?  

スキー、楽しんでないの?

レイモン: 

Not particularly.

まあいいさ。

レベッカ: 

Liar. You never do what you want to do. You only do what you ought to do.

      
うそつき。人の顔色ばかり見てる。


レイモン: 

Alright, we make a compromise. I will make one more ride.

      
じゃあ、もう一回だけ滑ろう。


レベッカ: 

Good. Now, at last, you admit what you want to do. 
      
白状したわね。

But do you know what you ought to do?

すべきことが分かる?

レイモン: 

No. いいや。

レベッカ: 

You have to tell me to shut up and you do what you want to do.

あなたのしたい事をしてほしいの。

Oh, darling. If you would be so reasonable, you’d drive me being such a bitch.

ダーリン、気配りばかりしてると浮気しちゃうわよ。

解説②:

情熱的に燃え尽きたいタイプのレベッカ。ときには力づよく引っ張っていって欲しいくらいの気持ちからか、優しく気をつかうばかりの夫レイモンの言動にはウンザリしている気持ちが描かれている場面です。

what you want to do  やりたいこと

what you ought to do  やるべきこと

すべき事じゃなくてやりたい事をやってよ!

ほんと、あなたにはウンザリ!

と同じフレーズをくり返すことでクドイくらい強調しています。

例文:

To tell you the truth,  I just want to pursuit what I want to do instead of what I ought to do.   正直なところ、すべきことよりもやりたい事を追い求めたいです。

まとめ

イライラを爆発させるには響きの似ているフレーズをくり返し言うと、言いたいことが強調されることが映画から伝わったのではないでしょうか。

今回のようにフレーズがシンプルなものだったりすると更にイライラが強まる感じです。覚えておくと他の場面でも使えるのでぜひ覚えてください。

映画はレベッカの妄想とひとり言、ハーレーダビッドソンに乗って不倫相手のいるドイツに行くというロードムービー的なものでストーリーといってもいま一つ印象に残るものはないかもしれません。

ただし、全編にわたるハイライトとして

  • マリアンヌ・フェイスフルの美しさと艶っぽさ
  • 共演のアラン・ドロンの色男っぷり
  • ハーレーダビッドソンのカッコよさ
  • 1960年代に流行っていたサイケデリックな映像、音楽、ファッション

これらが堪能できたというだけで価値があると思います。

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