人生の”きらめき”とは?『天使のくれた時間』名言に学ぶ英語

ドラマ

仕事でもプライベートでも「あのとき~していたらどうなっていただろう。」と思うときってありませんか。

ヒトは何かしら選択しながら生きていくものですが、それまで送ってきた毎日とまったく違う日々がとつぜん訪れたらどうなるでしょう。何かを挽回するチャンス?それとも同じことのくり返し?

今回は紹介する映画『天使のくれた時間』は、人生において大切な”きらめき”がテーマになっています。

映画を観ることで英会話に役立つフレーズが学べます

・人生において大切なことを選択するとき

・ビジネスシーンにおける自己アピール

・心から愛せるものに出会ったときにいう言葉

これらを英語でどう言い表すか…主演ニコラス・ケイジのエモーショナルな演技とセリフから学んでいきましょう。

出典:IMDb

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『天使のくれた時間』あらすじ

天使のくれた時間の概要:2000年公開のアメリカ映画。大会社の社長がクリスマスイヴの日に善意で助けようとした男により、別の人生を歩んでいる自分に変えられてしまうというハートウォーミングファンタジー。(MIHOシネマより引用)

映画『天使のくれた時間』あらすじネタバレ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?
映画『天使のくれた時間』のあらすじネタバレと感想。ストーリーを結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説しています。映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載。

『天使のくれた時間』名言に学ぶ英語

I Choose Us ① 

Tenshi no kureta jikan (2000)
Téa Leoni in The Family Man (2000)

”I choose us.” わたしは自分たちを選ぶ。

この英語フレーズ、意味も妙な言い回しだし、語呂合わせや聞き心地がいまひとつ悪い感じがしますが、人生において大切なものは何かというテーマを全編にわたり表しています。

最初に出てくるのはロンドンに旅立つジャック(ニコラス・ケイジ)をケイト(ティア・レオーニ)が見送るシーンで、ここではケイトが自分の気持ちをジャックにつたえています。

I choose us. 仕事は二の次よ

Plan doesn’t make us great, Jack. 2人が一緒にいて

But what we have together… that makes us great. はじめて幸せになれるの

ふたりで考えた将来のプランよりいま現在ふたりにとって何がいちばん大切か・・・それはふたりが一緒にいることで、それこそが幸せだと。

しかし、ジャックは飛行場での別れが感傷的なだけだとケイトに別れを告げロンドンに旅立ちます。

I Choose Us ② 

このシーンは、元の世界にもどるチャンスを手にしたジャックがケイトや子供たちのためと思ってと話した豪華な暮らしはケイトに身勝手だと言われ戸惑うところです。

家族の幸せは必ずしも豪華な暮らしだったり、ビジネスで大成功することだけではないと思い知らされます。

しかし、のちのちケイトはジャックを受け入れてくれるのでした。

If you need this, Jack, if you really need this, I will take these kids from a life they love and I’ll take myself from the only home we’ve ever shared together and I’ll move wherever you need to go.

転職したいなら、本気でしたいなら、子供をつれて ふたりで共有したこの家も捨てて

あなたについていくわ

I’ll do that because I love you. I love you, and that’s more important to me than our address. I choose us.

あなたを愛しているから 愛している 住所よりずっと大切なことだもの

あなたを選ぶわ

引用:IMDb

I Choose Us ③

And if you get on that plane right now, it’ll disappear forever.

いま君が去ったら 永久に消えるだろう

I know we could both go on with our lives and we’d both be fine, but I’ve seen what we could be like together.

これで別れてもぼくらはやっていける でも、あの素晴らしい生活を

And I choose us.

ぼくは選ぶ

引用:IMDb

①~③の意訳はすべて言い回しが違いますが、ジャックとケイトがお互いをとても大切に思っていることが表されています。自分ひとりだけではなく、僕たちふたり、私たちふたりという思いを伝えるセリフがこれ。

”I choose us.”

これほどストレートで分かりやすいフレーズはないでしょう。

You Brought This On Yourself

Tenshi no kureta jikan (2000)
Nicolas Cage and Don Cheadle in The Family Man (2000)

仕事もプライベートも充実していたジャックが仕事帰りにふと立ち寄ったコンビニで黒人の男キャッシュ(ドン・チードル)が強盗をしようとするところを目の当たりにします。ジャックは自らのビジネストークを活かして男を説得し事なきを得たばかりか男を助けるようなことまで言い出します。

男はあきれ気味に何だって助けを差しのべるのか聞くとジャックは答えます。

ジャック:Everybody needs something. 

     誰だってなにか必要だろ

キャッシュ:Yeah, what do you need Jack? 

     そうかい、じゃああんたは何が必要なんだい、ジャック

ジャック:I’ve got everything I need. 

     わたしは全てもってる

ジャックの返事に驚きつつも更にあきれた口調でキャッシュはジャックの意味深なことばを投げかけどこかに去っていくのでした。

キャッシュ:

Wow, it must be great being you. そりゃ凄い、うらやましいな

You brought this on yourself  これから起きることはあんたが招いたんだ

Merry Christmas! メリークリスマス!

◎英語メモ

慣用句 bring ~ on oneself ~が招いた 

例文: Being such a rude, you will bring many troubles on yourself in the near future. そんな無礼でいると、そのうちバチがあたるぞ。

Glimpse ① 

「これから起きることはアンタが招いたんだ」と掛けられた言葉を不思議に思いながらもジャックは家にもどり眠りにつきます。しかし、眠りから覚めると驚くようなことがジャックに起きます。

それまでニューヨークの高級マンションで暮らしていたのに起きた場所はボロ家で自分のよこにはむかし別れたはずのケイトと知らない子供や犬がいるのでした。

他にもジャックがあわててニューヨークに戻りマンションの隣人や管理人に話しかけても誰もジャックのことを知る者はいません。

頭がおかしくなりそうだと困惑するジャックの前にまたしてもキャッシュが現れて状況を説明してくれます。

This is a glimpse, Jack.

これは”きらめき”だぞ、ジャック

A glimpse of what? なんの”きらめき”だって言うんだ?

You’re gonna have to figure that out for yourself.

そのこたえは自分で見つけないと

◎英語メモ

英単語 glimpse かいま見ること

Glimpse ② 

それまでのセレブな生活から一変して独身貴族だったジャックにはこどもが二人もいます。ひとりは赤ん坊でウンチの始末でオムツ交換までしないといけない状況です。

こどもは敏感なのかジャックは本当のパパじゃないでしょと聞いてきます。

ジャックもわかってくれてホッとした感じでこどもに返事をします。

This isn’t my life. It’s just a glimpse. ここはかいま見た世界なんだよ。

Glimpse ③

とつぜん家族ができたジャックは何とか元の世界に戻ろうとしながらも次第に家族との暮らしを受け入れ、それが幸せなことだと気がつくようになってきます。

じぶんにとって本当に大切なことや幸せなことがようやくわかり始めたジャックでしたが、せっかくのタイミングでまたしても買い物に行ったコンビニにキャッシュが現れます。

やっと幸せがつかたと思っていたのにもう元の世界には戻らないぞと息巻くジャックですが、キャッシュは諭すようにジャックに言います。

A glimpse by definition is impermanent thing, Jack.

”きらめき”は一瞬だ 永遠には続かないぞ、ジャック

謎の男キャッシュはジャックが見失っていたものを見つけるために”Glimpse”を与え、考える時間をくれたのでした。

Business Is Business

ウォール街のエリートサラリーマンから郊外のタイヤセールスマンへと暮らしが変わってしまったジャックは、ある日もといた世界で自分が社長をしていた会社の会長が車を直しに訪れます。

これはチャンスとばかり、ジャックは自分がビジネスで磨いてきたセールストークをつかって会長に気に入られます。そして会長から元の世界で働いていた会社に紹介されます。

ジャックからしたら会社のスタッフはみな顔なじみなのに、だれもジャックのことを知りません。

それどころか、どこの馬の骨かわからない田舎のセールスマンなどさっさと消えろと言わんばかりです。そこでジャックは本来じぶんがもっている実力を発揮して自らをアピールします。

Business is business. ビジネスに大小は関係ない

Wall Street, Main Street , just a bunch of people getting up in the morning and trying to figure out how the hell they’re gonna send their kids to college.

みんな子供のために必死で学費を稼いでるんだ

It’s just people. And I know people.

それが人間さ 僕には人間がわかる

◎英語メモ

慣用句 Business is business. ビジネスはビジネスだ。 

ビジネスの本質は利益を生みだすことであって相手や商品がどんなものであれ、利益が見込めるモノであれば仕事として取り組むべきだという状況によくでる慣用句。

まとめ

天使のくれた時間 (字幕版)
ウォール街で成功し、豪華な暮らしをしていたジャック(ニコラス・ケイジ)はある日、突然、違う人生をおくっていた!目覚めるとそこは今まで見たことがない部屋。横には13年前に別れた恋人ケイト(ティア・レオーニ)が眠り、二人の子供のパパになっていた。 「その世界」でのジャックは現実とは全く違うタイヤセールスマンの平凡な夫。やが...

『天使のくれた時間』ではセリフや名言を通して英語フレーズを紹介しました。

人生の格言になるような名言やビジネスで場面でよく使われるフレーズなので是非ともそれぞれのシーンとあわせて映画を観てみてください。

野心とバイタリティをもって大きな成功を手にしても忙しすぎて孤独を感じる暮らしがいいだろうか…。裕福ではないけれど、辛いことも楽しいことを家族みんなでわかちあえる暮らしがいいだろうか。

その答えは映画と同じく、それぞれが自身で感じて答えを見つけ出すほかありません。