ラジー賞といえどカルト的な人気!映画『ショーガール』

ワオッ ドラマ

モノの価値は時間とともに変わっていくものだと思わせてくれる映画を紹介します。

映画のタイトルは『ショーガール / Showgirls』 

公開された当初はゴールデンラズベリー賞(その年に公開された映画の中で最も評判が悪かった作品:通称ラジー賞)をほとんど総ナメするという1995年ワースト映画の決定版になりました。

しかし、不名誉な結果に反して、その後DVDセールスは好調で20数年経っても根強いファンが作品の人気を後押しています。

「あの時こうしておけば良かった、ああしておけば良かった」と後悔するより「やれることはすべてやっておいて良かった!」と心強い気持ちにさせてくれる映画です。

今回は、栄えあるワースト主演女優賞を獲ったエリザベス・バークレーの熱いコメントや映画『ショーガール』の劇中に出てくるショービジネスの厳しさが垣間見れるシーンからの英会話フレーズを紹介します。

ショーガール 

(c) MGM, United Artist

ショーガール プロット

プロダンサーそして一流のショーガールを目指してショービジネスのメッカ、ラス・ベガスにやってきたノエミ・マローン(エリザベス・バークレー)

ダンスの自信と野心は一人前のノエミだが、心は単純ですぐキレる、騙される、惚れるとわかりやすい性格で、ショーガールを目指すまえに有り金をすべて盗まれてしまう。

怒りを爆発させているノエミに手を差し伸べてくれたのはモリーという黒人の女性。モリーは人気トップレスショー「女神(Goddess)」で衣装のデザインをしていて、ノエミの夢に理解を示してくれる。

粗削りながらもショーガールとして成功を手に入れる可能性をもつヒロイン、ノエミは人気トップレスショーのクイーンに憧れ、闘いながら 欲望・金・権力の街ラスベガスのなかでトップになるための生き方を身につけていくが…。

ショービジネスの厳しさが垣間見れるシーン

憧れの舞台 「女神(Goddess)」 のオーディションがあると知ったノエミは、さっそくオーディション会場に行ってみることに。そこにショーのプロデューサー、トニー・モスが現れる。

Showgirls movie clip – www.english-challenge.ru

ショーを成功させることがすべてのトニーにはダンサーなど使用人に過ぎないとばかりオーディションに来たダンサーたちに容赦ない厳しい言葉を言い放つ。

Okay ladies, I’m Tony Moss. I produce this show. Some of you have probably heard that I’m a prick; I am a prick.

いいかみんな、俺はトニー・モスだ。このショーをプロデュースしてる。たぶんこの中の何人かはおれはクズだって聞いてるだろう。その通り!俺様はクズ野郎だ。

◎英語メモ:

prick 元の意味は「刺すもの」、「ちくりとする針のようなもの」だが映画に出てくる場合、スラングとしての「男性器」を表わしていて人を侮辱したり、されたりするときに使わることが多い

I got one interest here, and that’s the show. I don’t care whether you live or die. I want to see you dance and I want to see you smile.

俺がここで関心があるのはショーのことだけだ。君らがどうなろうと知ったことじゃない。肝心なのは踊ってスマイルを見せ続けることだけだ。

I can’t use you if you can’t smile, I can’t use you if you can’t show, I can’t use you if you can’t sell.

スマイルも出来ないようじゃ使い物にもならない。受かりたかったら、自分のウリを見せてみろ!

どの世界でも同じ事かもしれませんが、プロデューサー・トニーも一流のダンサーを作るためには最初が肝心とばかりキツイ言葉でダンサーたちがムカついて向かってくるよう激励している様が描かれています。

エリザベス・バークレーの力強いコメント

映画は公開後の評判があまりに酷くて、主演のエリザベス・バークレーは新人としてのデビュー作品がこてんぱんに言われたことで当時はかなりショックを受けたし落ち込んだとインタビューでも話しています。

とはいえ、映画の人気は時が経つにつれてどんどん上がってきて、DVDパッケージは豪華なボックスセットとして売られるまでの人気になっています。

To be a young girl in the center of that was something that was quite difficult. But I found my own resiliency and my power and my confidence-not only through what I had to find out but because of you guys.

(映画が酷評されたとき)若かったわたしにはその事がとても堪えたし、辛かったの。でも、わたしは酷評を跳ね返せるだけのパワーと自身を得ることができたわ。それはわたしだけの力じゃなくてみんなのおかげよ。

◎英語メモ:

resiliency  対応力、回復力

映画のシーンで、エリザベス・バークレー扮するノエミが初めてトップレスショーを観たときにステージのパフォーマンスを観ながらその踊りをコピーするシーンがあります。

この時に見せるノエミのダンスは、野心、希望、夢、ワクワクした気持ちといったような感情が凄くよく描かれています。

また、俳優たちのダンスや演技、ショービジネスにおける駆け引きや力関係などエンタテイメント性も高くて面白いストーリー展開です。

まとめ

映画はポルノ映画ともとれるような描写やシーンが立てつづけにあるので、ラジー賞となったのもわかる気がします。

一方で、エリザベス・バークレーは当時の酷評に「若い自分には堪えたけれど、あの時できることをすべて発揮しておいてよかった」と述べています。

確かに、ヒロイン役のエリザベス・バークレーのダンスは切れ味抜群でダンスに興味がなくとも惹きこまれる魅力満載です。

プロダンサーをめざして数々の闘いを勝ち抜いてトップに躍りでた者、目指していた道を諦める者など希望や期待、失望や嫉妬などストーリーを追うごとに青春映画のような人間臭い味わいがでています。

タイトルとURLをコピーしました