『ライアンの娘』感傷的な恋愛劇に学ぶ英会話

ドラマ

映画で英語を学ぶ…

でも、大して興味もない映画を観なければいけないときどうしたら良いでしょうか。

映画をつかって英語を学ぶのであれば、印象に残ったシーン、好きなシーンを中心に進めていくことが楽しみながら学ぶという本筋でしょう。

今回紹介する『ライアンの娘』では、最初は退屈に感じていた映画でも、後で大好きな映画に代わってしまったこと、短いシーンに区切って英語を覚えていくことの大切さをお話します。

© MGM

 

ライアンの娘 ストーリー

北アイルランドの海辺の村ではヨーロッパで戦争が広がりつつあった20世紀初頭、大英帝国の支配に対しアイルランドの反英国派が武装準備を密かに進めていた。

同じころ、北アイルランドの寒村キラリーに住む古い因習にうんざりしているロージー(サラ・マイルズ)と年の差が離れた教師チャールズ(ロバート・ミッチャム)が結婚した。

2人は村人たちに祝福を受け幸せな人生をおくるかに見えたが、結婚後まもなくロージーは夫との生活に不満を募らせていく。

苦しみながらも気持ちをどこに持っていけば良いのか分からないロージー。

そんな折、キラリー村に赴任してきた英国駐留軍将校(クリストファー・ジョーンズ)と出会ったロージーは関係を結んでしまう…。

アイルランドの大自然を背景に田舎の小さな村における主人公や登場人物たちの細やかな気持ちが描かれていて、人間の弱さ、愚かさなどを静かにゆっくりと垣間見ることができる。

思いやりも行きすぎると不満をもたらす?!

かつての教え子ロージー(サラ・マイルズ)に告白された中年教師チャールズ(ロバート・ミッチャム)だが、ロージーはまだ若く、彼女には未来もあると思い告白を断る。

それでも結局はロージーの想いに根負けしてチャールズは告白に応じ、2人は結婚する。

チャールズ:

You’re awful young.  君はとても若いじゃないか。

ロージー:

Aye, and that’s a hanging matter, isn’t it?  まあ、私が若すぎることが駄目だというの?

チャールズ:

No, it’s - いや、そういう訳じゃ…

No, it’s not a hanging matter to be young — but maybe it should be for an old man to take

the youth away from a young girl. 

若いからってことではなくて…でも、やはり年老いたものにはつり合わないってことだ。

Especially a man like me and a girl like you.

とくに君と僕のような関係ならなおさらだ。

Rose, you  were meant for the wide world, not this place, not this.

ロージー、君には大きな可能性がある、こんな所にいては駄目だ。

Me; I was born for it.

私はここで終わる程度の男でしかない。

ロージー:

You — don’t want me, then?  

私のことが嫌いなの。

大勢に祝福され、結婚して幸せになったかと思いきや、ロージーは夫婦生活に不満を募らせ、かみ合わない日々が過ぎていく中で、とうとう2人はぶつかってしまう。

チャールズ:

Rose, you’re mistaking a penny mirror for the sun; do you not see that?

ロージー、君は大して価値のないことに夢を求めすぎるんだ。わからないのか。


ロージー:
I see you always digging a low pit for yourself; when you should be standing on a heap of pride.

あなたこそいざっていうときに自分の殻に閉じこもっているじゃない。

英語解説:

to dig a low pit  小さな穴を掘る  (自分の)殻にこもるの例え

a heap of pride プライドの固まり

しかし彼に不満足なロージーは、赴任してきた英国駐留軍将校(クリストファー・ジョーンズ)と関係を結んでしまう…。 不倫を察した夫チャールズは妻に言います。

Ryan's Daughter (1970) Trailer

You’d never be unfaithful to me, would you?

僕を裏切ってはいまいね?

英語解説:

unfaithful 誠実でない=裏切る

You‘d never be unfaithful to me, would you?

「~ではないだろうね」と念を押す感じでたずねる形式(付加疑問文)

ロージーはうしろめたさを感じながらも夫を裏切り続け、チャールズもそれを理解しようとし続けてしまいます。そして、最後はそれぞれの身に不幸が降りかかり…。

『ライアンの娘』には国際政治問題、小さな村でおきる閉鎖的で狭い人間関係、

人間の弱さや愚かさなど様々なドラマが描かれていて、くり返し観ていくたびに

ストーリーのつながりを詳しく知りたくなり、セリフもここの英語、なんて言っているんだろう?

と、興味を持たせてくれる映画です。

まとめ

『ライアンの娘』は高校の課外実習ということで、言ってみれば強制的に観なければいけなかった映画でした。

セリフはとても少なく最初は退屈で長い映画という印象でしたが、英語が分からないなりに、もう一度観てみたいと思うシーン(映像)がいくつかありました。

何年かして再び映画を観たとき、こんどは「そのセリフなんて言ってるんだろう?」と、もっと英語を知りたくなっていました。

元々は英語より映像だったのですが、英語学習に必要なモチベーションをもたせてくれたのは確かです。

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