• 映画やドラマで学んで実践!

    自己PRしてみてください。こう言われると、意外と構えてしまいませんか。では、どんな感じでアピールすると人に耳を傾けてもらえるでしょう。

    Queenのボーカル、フレディーマーキュリーは自身の夢をかなえるためバンド仲間や音楽業界の大物マネージャーに自分自身を売り込みます。

    映画『ボヘミアン・ラプソディ』では、シャイな面を見せながらも堂々と語る(歌う)自己PRを聞くことができます。さっそく聞いてみましょう。

    ©20世紀フォックス

    What About Me?

    脱退したリードボーカルの後釜に自分自身をアピール

    フレディー(レミ・マレック)は以前から追っかけをしていたスマイルというQueenの前身バンドのメンバー(ブライアン・メイとロジャー・テイラー)に近づき自己紹介します。

    話しているうちにバンドのボーカルが抜けてしまったと聞いたフレディーは、自分を売り込みますが、ブライアンとロジャーはフレディーの見た目を小ばかにした感じでノッてきません。

    ロジャー:

    Our lead singer just quit.

    リードボーカルが辞めたところなんだ。

    フレディー:

    Then,  you’ll need someone new.

    それじゃ、誰か代わりがいるね。

    ブライアン:

    Any ideas?

    心当たりあるかい?

    フレディー: What about me?

    俺ならどうだい?

    ロジャー:

    Not with those teeth, mate. 

    その歯じゃ無理だよ。

    ****フレディーはスマイルのレパートリーを歌って披露****

    驚くブライアンとロジャー!

    フレディー:

    I consider your offer.

    君らからのオファーを待ってるよ。

    What about me?

    少しシャイな感じでボーカルとしてアピールするものの、鼻で笑われたことでいきなり歌いだすあたりは自己PRとしては最大級のアピールですね ♪

    ◎英語解説:

    What about ~?  ~はどう? 

    現在起きている状況の中で何かを提案したり、人や物を尋ねたりするときに使える英会話フレーズです。

    映画のシーンにあるように、ひとつの出来事(ボーカルが抜けてしまった)に対してどうしようかという話の途中で使われるフレーズです。

    また、似たようなフレーズでHow  about~ ?というのがありますが、ニュアンスとしては、これからの出来事に対して尋ねたり、誘ったりするときに使います。

    例: 

    How about Sukiyaki at that restaurant?   

    あのレストランですき焼きでもどうですか。

    How about this brown jacket for the party next week? 

    来週あるパーティーに、このブラウンジャケットはどう?

     

    I Tell You What It Is.

    業界の大物マネージャーにQueenをアピール

    バンドとしても音楽的にも人気が出てきたQueen。うわさを聞きつけた音楽業界の大物マネージャー、ジョン・リードがバンドに面会を求めます。ついにメジャーデビューか?! 夢と希望で一杯なメンバー。

    フレディーの派手なファッションをメンバーがからかっているとジョン・リードが突然現れて言います。

    ジョン・リード:

    So this is Queen?  And you must be Freddie Mercury. 

    そうか、君らがQueenかぁ。 君がフレディー・マーキュリーだな。

    You’ve got a gift…you all have.

    君たちはみんな才能がある。

    So tell me…. What makes Queen any different from all the other wannabe rock-stars I meet?

    だから教えてくれよ。 Queenは僕が会ってきたロックスターになりたがってる他の連中とどう違うのか。

    フレディー:

    I tell you what it is.  We’re four misfits who don’t belong together playing to the other misfits.  The outcast right at the back of the room who are pretty sure they don’t belong either.  We belong to them. 


    それは、こうゆうことさ。俺たち4人ははみ出し者で同じような境遇の奴らに演奏してるってわけ。部屋の隅っこに追いやられたような連中は他に行く当てがないのさ。俺たちも同じさ。

    ブライアン・メイ:

    We're family.  つまり、あいつ等と俺たちは仲間ってわけ。

    Queenは、聴きに来てくれるリスナーの気持ちがよくわかるバンドだし、他のどのバンドよりも彼らに寄り添えるグループだからこそ人気があると力説します。

    フレディーのアピールは、ヒットするグループやバンドはどんな形であれリスナーのハートを捉えている。自分たちが人気があるのはリスナーが聴きたいと願っている音楽をやっているからで、ただスターになりたがっている連中とは違うと主張しています。

    ◎英語解説:

    I tell you what it is.  

    what it is「それは何かというと」

    ここでいう「それ」とは、“What makes Queen any different from all the other wannabe rock-stars I meet?”の問いに答えるためのフレーズです。

    長くなりますが、質問してきたジョン・リードのフレーズを使うと以下のようになります。フレディーは下のフレーズを手短に “I tell you what it is. ” と即答した訳です。

    I tell you what makes Queen any different from all the other wannabe rock-stars you meet.

    all the other wannabe rock-starsとは、スターになりたがっている他の連中という意味。気持ちはだけは一人前でも、大概は夢で終わってしまう人たちを「ワナビー(思ってるだけの人たち)」っと皮肉った感じで表現しています。

    *********

    ジョン・リード:

    Look I admire your enthusiasm.  なあ、君らの熱意には感心するよ。

    If it goes well, if it happens, I’ve got a promotional tour Japan in mind.

    もし事が上手くって首尾よくことが運んだら君らを日本でプロモートしようと思っているんだ。
    フレディー:

    We want more.

    それ以上にやってくれよ。

    ジョン・リード:

    Every band wants more.

    どいつもこいつも同じことばかり言うもんだ。

    ジョン・ディーコン:

    Every band is not Queen.

    Queenはそこいらのバンドとは違うよ。

    堂々とグループをアピールしたフレディーですが、ジョン・リードも業界の大物マネージャーだけに簡単にはいきません。

    調子にのるんじゃないと言わんばかりのジョン・リードにQueenのベーシスト、ジョン・ディーコンが言い放った「クイーンは他のバンドとは違う」というセリフ。バンドとしての一体感がよく描かれています。

    まとめ

    自己PRするとなると緊張のあまり固くなりがちですが、自分がやりたいことを堂々とアピールさえできれば伝わるもんだと映画におけるフレディーが実演してくれているような感じがします。

    もちろん、それに見合った才能がないと「ワナビー」で終わることも殆どかもしれませんが、アピールするなら堂々とやった方が失敗に終わっても何かしら得るものがありそうです。

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