英語を勉強するとき相手の言っていることが理解できる、つまりリスニングのチカラがついてくると英語学習も楽しくなってきますよね。
リスニングを鍛えるうえで心強いスキルのひとつは耳コピ、つまり聞いた英語フレーズをモノマネするスキルです。
映画『ポリスアカデミー』の中でジョーンズ警察官を演じるマイケル・ウィンスローはさまざまな音をマネして観ているコチラを楽しませてくれます。
今回は、音のモノマネ名人マイケル・ウィンスローを紹介します。マイケル・ウィンスローのモノマネは本当に素晴らしいです。
映画『ポリスアカデミー』そしてイギリスのバラエティ番組に出演したときの映像からもその達人ぶりがたっぷりみれます。
この記事を読むと、マイケル・ウィンスローの素晴らしいモノマネ名人芸が楽しめてモノマネへのプチアドバイスも聞けます。
また、モノマネは英語学習にも役にたつスキルです。音を聞いてマネるモノマネは、からだで英語を覚えることにもなるので英語学習者にとっても役立ちます。
『ポリスアカデミー』あらすじ
引用:MIHOシネマ
『ポリスアカデミー』マイケル・ウィンスロー扮するジョーンズ警察官
映画『ポリスアカデミー』からジョーンズ警察官を演じるマイケル・ウィンスローのモノマネがさえ渡るシーンをいくつか観てみましょう。
- ビートボックス
- 機関銃の乱射音
- ブルースハープ
どれもモノマネの精度がたかくて面白いものばかりです。
バラエティ番組でモノマネを披露するマイケル・ウィンスロー
モノマネは小さくはじめて練習あるのみ! Just Practice, Practice!
モノマネのバリエイションが凄いですよね。マイケル・ウィンスローは自身のモノマネ(声帯模写)についてイギリスのバラエティー番組(ITV/This Morning)で次のように語っています。
マイケル・ウィンスロー:
Everybody does noises.
誰だってモノマネ(鳴っている音をマネている)するじゃないですか。
We’ve never shared them. ただ、誰もそれを披露したりしなかったけどね。
引用:ITV.com/this morning
男性司会:
Yeah but it’s not as good as you.
ええ、それは誰もあなたみたいに上手に出来ないからですよ。
Well, we’ll be embarrassed, I suppose.
それにマネするのって恥ずかしいじゃないですか。
引用:ITV.com/this morning
◎英語メモ be embarrassed 恥ずかしい
番組のトークでもあるようにモノマネは誰でもするでしょうけど、マイケル・ウィンスローほど上手にできるわけではないでしょうし、モノマネであれ何であれ人前で何かを披露するって恥ずかしいと感じるのが普通ですよね。
ただ、マイケル・ウィンスローだって最初はそうだったかもしれません。
彼も少しづつ自分のスキルを磨いてきたことでしょう。なにかモノマネを披露するなら少しづつやっていくとよい!そうプチアドバイス的なコメントをしています。
マイケル・ウィンスロー:
Oh well, it could be….you start with small things.
まあね、でも少しずつやってみるといいですよ。
引用:ITV.com/this morning
◎英語メモ start with ~から始める
マイケル・ウィンスローと話していくうちに女性司会者はモノマネなら男の子のほうが上手にできるのではと聞きます。
女性司会:
I can’t do….it’s like you see kids and they’re kind of making car noises.
わたしは出来ないなぁ。ほら子供がよく車の音をマネるでしょ。
Boys are really good at car noises but as a girl, you just like “Buuuuuu”….rubbish.
男の子たちは車の音をホント上手にマネるけど、女の子は「ブ~」ってマネしてもバカみたいに見えちゃって。
引用:ITV.com/this morning
◎英語メモ be good at ~が得意だ rubbish バカげた(コト)
女の子からしたら、モノマネはよけい恥ずかしいと女性司会者は言います。そうかもしれません。マイケル・ウィンスローは、でもそれは練習しだいだよと励ましています。
マイケル・ウィンスロー
Although・・・just practice, practice.
でもねぇ、ただただ練習のくり返しだよ。
引用:ITV.com/this morning
マニアックな特技も極めると強い味方になる!
マイケル・ウィンスローが小さいころ彼の両親は軍の施設で働いていたそうです。小さいころからいろいろな赴任先で暮らしていたと語っています。
住む場所がちょくちょく変わるので友だちは自分の声色だったとか。
でも、そのマニアックな特技のおかげでマイケルはどこに行っても人気があったようです。
番組の司会者はモノマネがとてもリアルなので感心するばかり。そんな中、ひとつ質問を投げかけました。
「その特技はいつから職業として使えるようになったんですか。」
これに対してマイケルは答えます。
I was working with a lot of radio. I did a lot of voice-over things, a lot of radio things.
ラジオの仕事をたくさん受けてましたね。吹き替えものとかラジオの仕事がたくさんありました。
And then, from there, I got a couple of small roles of movies but when “Police Academy” came around, by that time, I was experiment with a lot of jazz.
そこがスタートで映画のチョイ役をいくつか貰えるようになりました。『ポリスアカデミー』の話がくる頃はジャズを使って実験的なことをやっていました。
I was opening for Count Basie in his orchestra. That’s how I got the gig. Because I was Count Basie’s opening person. It was one of those dream gigs that you’ve always dreamed about.
その頃はカウントベイシーオーケストラの前座でした。そうやってギグ(仕事)を手に入れたってわけです。カウントベイシーのオープニングになれるなんて夢みたいなことでしたよ。
There’s only gonna be two shows. But I got that show and it was so strange that the producer and director ended up writing me letters about movies. Because they were jazz fanatics and they were in that audience.
ショーではオープニングアクトとして2回登場するというだけでした。けれど不思議なもので『ポリスアカデミー』の話しもこのショーがキッカケでした。というのも、ジャズ好きのプロデューサーとディレクターがそのショーの観客として来ていたからなんです。
引用:ITV.com/this morning
◎英語メモ fanatics 熱狂的な(ファン)
モノマネは英語学習にも役に立つ
マイケル・ウィンスローが両親の赴任先で音をモノマネしながら声帯模写のスキルを上げていったように、外国語としての英語も上達するには、発音された音をマネしていくことが大切です。
小さなこどもが言葉を覚えるときは親やまわりが話している音を聞いて、それが何て言っているかはわからなくともその音をマネしはじめます。
「バ~バ」「ブ~ブ」「マ~マ」などそのうち音が何であるか対象物を指さしたりしながら音とモノが徐々に一致していって短い単語や言い回しを身につけていきます。
英語も覚えるプロセスが似ていて、ネイティブが話している英語をマネすることで英単語の響きだったり話す言い回しのリズムを学んでいきます。ことばの意味はわからなくとも「英語の音」をマネしていくわけです。
最初から完璧に発音できるはずもないので、マネるといっても、マイケル・ウィンスローと話している司会者が言うように恥ずかしく感じるかもしれません。
ですが、これもマイケル・ウィンスローが言うように「少しづつ」やっていくのが良いです。練習、練習ですね!
マイケル・ウィンスロー
Although・・・just practice, practice.
でもねぇ、ただただ練習のくり返しだよ。
引用:ITV.com/this morning
たとえ短い言い回しでも、モノマネで得た英語は自分にとって使えるフレーズになっていきます。
そのプロセスをくり返しながら英文のルールや組み立て方を学ぶと次のことが身につきます
・発音をマネすることに加えて英語の土台ができあがってきて意味もわかるようになる
・モノマネの精度が上がってきて英語学習のスピードも加速する
まとめ
映画『ポリスアカデミー』やイギリスのバラエティー番組でのトークシーンを通してマイケル・ウィンスローの音をマネる声帯模写としての達人ぶりを紹介しました。
少年時代はモノマネによる自分の声色が友だちだったとは一見するとマニアックな少年ですが、特技もいろいろと極めていくとこんなにも楽しくて素晴らしいことですね。
聞いたことをマネてスキルを磨いていく点は英語学習にも同じことが言えます。つまり、英語もいろいろな場面で交わされるフレーズを覚えボキャブラリーを増やしていき実際にネイティブが話している言葉を聞いてマネしていくことで英語を聞くチカラが備わってきます。
加えて文法や単語も勉強していくとマネること+英語のルールや単語が重なりあって英語が上達していきます。
マイケル・ウィンスローが活躍する『ポリスアカデミー』は、どのシリーズを観ても面白いのでぜひ一度観て、そして英語学習にも役立ててください。