言葉は通じなくても…『ラブアクチュアリー』ジェイミーのプロポーズに学ぶ英会話フレーズ

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言葉の壁は厚いけれどハートで通じあえるときってありませんか?

『ラブ・アクチュアリー』をとおして、おたがいに好意をよせながらも英語とポルトガル語のちがいで意思の疎通がうまくいかないミステリー作家ジェイミーをコリン・ファースが好演しています。

ジェイミーのセリフからはプロポーズで効く英語フレーズが学べるので見てみましょう。

Company Credits: Universal Pictures, UIP
出典:IMDb

ラブ・アクチュアリー プロット コリン・ファース編

失恋

Love Actually (2003)
Sienna Guillory in Love Actually (2003)

さまざまなラブストーリーが交差する映画『ラブ・アクチュアリー』ですが、ここでのコリン・ファースが演じているのはミステリー作家のジェイミーです。

ジェイミーは友人ピーターとジュリエットの結婚式に出席するために、いそいそと支度をしているというシーンから登場します。ジェイミーは恋人と一緒に結婚式にいくはずでしたが、彼女は病気で具合が悪いという。

ジェイミー:
You sure you don’t mind me going without you.
置いてきぼりで悪いね。

恋人:
No really. Feeling so rotten.
いいの。具合が悪くって。

◎英語メモ: rotten ひどい、うんざりする

ジェイミー:
I love you.
愛してる。

恋人:
I know.
わかってる。

ジェイミー:
I love you even you’re sick and look so disgusting.
病気で具合悪そうでもね

◎英語メモ:disgusting 最悪、おぞましい

恋人:
I know. Now go or you will actually miss it.
わかってるって。もう行かないとホントに送れるわよ。

恋人の事が好きでしょうがないジェイミーは出かけては戻ってきて「愛してるって言ったっけ?」と幸せそうに言います。

ジェイミー:
Did I mention I love you?
愛してるって言ったっけ?

恋人:
Yes, you did. Get out, you loser.
聞いたわよ。バカね、行って。

結婚式の間も恋人のことが気になって様子を見に家に帰ってきたジェイミー。すると、なぜか弟が家に来ていました。ともあれ、せっかく来たんだから兄弟二人でこんど母親の誕生日会をやらないかと相談していたら、部屋の向こうから恋人の声が・・・。

恋人:
Hurry up, big boy.
早くきてよ、ビッグボーイ

I’m naked and I want you at least twice before Jamie gets home.
ジェイミーがもどってくる前に2回はスッキリしたいんだから。

なんと、具合が悪かったはずの恋人はジェイミーの弟と浮気をしていたんですね。

新たな出会い

Love Actually (2003)
Colin Firth and Lúcia Moniz in Love Actually (2003)

恋人の浮気が発覚して失意のジェイミーは別荘があるフランスでひとり寂しく執筆の準備をしていました。しばらくすると、別荘の管理人がフランスにいる間に家事をしてくれる女性オーレリアを連れてきます。

家事が終わったら家まで送ってあげてと管理人からは頼まれたので、ジェイミーはオーレリアを車で毎回自宅に送り届けます。オーレリアはフランス語も英語も苦手なポルトガル人でジェイミーが雑談でもしようと話しかけますが殆ど通じません。

しかし、ポルトガル語しか出来ないオーレリアとジェイミーは会話が成り立たないにもかかわらず、話をいつも聞いてくれるオーレリアに親しみを感じていきます。

ある日、ジェイミーがコテージの外で原稿をタイプしているとオーレリアが錘にしていたカップをどけてしまい、その下にあった原稿が風に飛ばされて池に落ちていまします。

池に落ちた原稿を拾おうと下着姿で冬の寒い、凍るような池の中に飛び込むオーレリア。ジェイミーも腰抜けだと思われたくないとばかりに自分も池に飛び込みます。

ふたりは冷たい池に入ったままそれぞれの思いを英語とポルトガル語で言い合います。

ジェイミー:

池の水が冷たすぎる

オーレリア:

ずぶ濡れになって拾っているんだからつまらない話だったら承知しない

ジェイミー:

どうせ駄作だから池に飛び込んで拾うほどの原稿じゃないんだ

なんだ、水の底に何かいるぞ

オーレリア:

うなぎを脅かしちゃだめよ!

池の中でぶつぶつと言いながらもふたりは意思の疎通ができていません。けれど、ふたりの間には言葉はわからないけれど、たがいに好意を持っていることには気づきはじめるのでした。

Jamie:  It’s my favorite time of day, driving you.
君を自宅に送っていく時間が僕の大好きな時間なんだ。

Aurelia: It’s the saddest part of my day, leaving you.
あなたと別れるときがわたしにとって一番悲しい時間よ。

結ばれるふたり

Love Actually (2003)
Colin Firth and Lúcia Moniz in Love Actually (2003)

ふたりの気持ちはジェイミーがイギリスに帰るときにハッキリと表れます。オーレリアはジェイミーにキスをして涙を流します。ジェイミーはイギリスに戻ってからもオーレリアのことが頭によぎって、ふたたび彼女にあったときに意思の疎通ができるようにポルトガル語を習いはじめました。

なんだか気持ちがモヤモヤしながらもクリスマス・イブを迎えジェイミーは親戚の家にあいさつをしに行きますが、ようやく自分に正直になることを決めてオーレリアのいるフランスを目指します。

クリスマス・イブにフランスに舞い戻ったジェイミーはオーレリアの父親や姉から彼女が働いているレストランを聞いて、みな揃ってそのレストランに向かいます。

レストランでオーレリアを見つけるや、ジェイミーはレストランの客やスタッフ、オーレリアの父親と姉、みんながいる前で覚えたてのポルトガル語で結婚のプロポーズをします。

クリスマスは本当の気持ちが伝えられる日だからと、断わられても大丈夫と言うジェイミーですがオーレリアは言うのでした↓

Thank you. That will be nice. “Yes” is being my answer. Easy question.
ありがとう。とても嬉しいわ。「イエス」が答えよ。やさしい質問だわ

まとめ

『ラブ・アクチュアリー』ジェイミーとオーレリアのエピソードのセリフに学ぶ英語フレーズを紹介しました。おたがいのことばが違っていてもハートで通じあえることがホノボノと描かれています。

コリン・ファースはプライベートで離婚のニュースが流れたりと、恋人に浮気され失意のすえにひとりぼっちになってしまう役柄とかぶっている面がなきにしもあらず。

映画ではポルトガル人のオーレリアと幸せなハッピーエンディングを迎えているコリンだけにガッカリした日々はあるものの新たな出会いをむかえてほしいものです。

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