初デートにもぴったりな映画!『グリーンブック』名言やセリフに学ぶ英語表現

キャデラック ドラマ

出会ったばかりのころはいろいろな面で気に入らなかったとしても、付き合っていくうちにわかりあえて最後には友人として互いに認め合える…そんな友ができたら生涯本当に幸せなことですよね。

映画『グリーンブック』では1960年代のアメリカ南部で起きていた人種差別や同性愛に対する偏見、孤独や寂しいという気持ち、家族愛など映画のシーンやセリフを通して触れることができます。

今回は、生まれも育ちも肌の色も違う男ふたりが出発した旅の中で真面目でコミカルそしてロマンティックな英語表現が学べる英会話フレーズを紹介します。

Green Book Poster

Company Credits:
Participant
DreamWorks (as DreamWorks Pictures)
Innisfree Pictures
Cinetic Media (in association with)
Alibaba Pictures (in association with)
Amblin Partners
Louisiana Entertainment
Wessler Entertainment
Distributor: 20th Century Fox, GAGA
出典:IMDb

映画『グリーンブック』プロット

1962年のニューヨーク。腕っぷしの強いトニー・リップ(ヴォゴ・モーテンセン)は高級クラブ“コパカバーナ”で客のエスコートとクラブで起きるトラブルを素早く処理する用心棒として働いていた。教養はなかったが店のオーナーや仲間たち、常連客の親分集など周りからも好かれるタイプの男だった。

トニーはクラブが改装のため閉鎖しているときに仲間から仕事の話を持ち掛けられる。とりあえず面接にと訪れた場所はコンサートホール(カーネギー・ホール)でホールの最上階に住んでいる黒人ドクター・シャーリー(マハーシャラ・アリ)に会う。

ドクターと聞いて医者だと思っていたトニーだが、シャーリーはミュージシャンで南部のコンサートツアーをピアノトリオ編成で計画していた。その際の運転手を探していたシャーリーだが、レコード会社に調べてもらうとトニーが最も適任だという。

トニーはシャーリーの第一印象が悪く最初に提案された報酬より高めの条件を言い放ち、どうせ話はまとまらないだろうと帰ってしまった。しかし、ただの運転手としてではなく黒人差別が色濃い南部でのトラブル処理も含めてシャーリーはトニーの条件を快諾する。

こうしてトニーはレコード会社から貰った報酬半金分と送迎用キャデラック、そして渡された黒人用旅行ガイド「グリーンブック」を頼りにドクター・シャーリーの運転手として仕事を開始する。

道中、シャーリーをドクと軽々しく呼ぶトニー。生まれも育ちも違うふたりは事あるごとにぶつかっていたが、 旅の終わりには二人は本当の友達として 互いに分かりあえる存在になっていくのだった。

ロマンチックな英語表現

Fall In Love With You Was Easiest Thing

コンサートツアーは2か月と長期間にわたり、行く先々でドクは妻や家族を思い手紙を書くトニーに読んだ人の心に残る手紙の書き方を指南します。

トニーは妻ドロレス(リンダ・カーデリニ)に約束した通り旅の途中に手紙を書いて送っていました。ドクはそんなトニーを見て不思議に思っていました。というのも、トニーの書いている手紙は綴りは間違っているし、訂正でひいた二重線だらけで落書きのように見えたからです。

見かねたドクはトニーに言います。

ドク:What on God’s green Earth are you doing?   いったい何をやってるんだ。

トニー:A letter.  手紙だよ。

ドク:Looks more like a piecemeal ransom note.  切り張りの脅迫状にしか見えない。

ロマンティックな手紙指南

(c) Universal Pictures

◎英語メモ

  • God’s green Earth あたり一体、地球上のどこであれ

「この広い世界で一体なにをやっているんだ」という大げさな表現ですが、教養の高いドクから見たら、トニーのハンドライティングは見た目からして確かに脅迫状に見えたのかもしれません。ここはドクの言い方にとても知性があってコミカルな場面です。

  • piecemeal  細切れの
  • ransom note  脅迫状

見かねたドクはトニーに自分が言ったとおりに書くように言います。

“The distance between us… is breaking my spirit.” “Between us…” “My time and experiences without you “are meaningless to me.  僕らを割く距離が気を滅入らせる 君のいない時間と経験は意味がない


“Falling in love with you was the easiest thing I’ve ever done.”  君との恋は前世からの運命さだめ

ドクの言われたとおりに書き綴るトニーは知的で深みのある言葉づかいとロマンティックな言い回しに感心しながら言います。

It’s a very f**king romantic.

このシーンでの英会話は馬の合わないふたりが徐々に心を開いていく場面です。観ているほうもとても笑えるのと同時にほのぼのとさせられます。

差別と孤独そして同性愛者として耐え忍ぶ 心の叫び

ある晩トニーは警察に呼ばれ、Y.M.C.A(宿泊施設)に行ってみるとシャワールームで手錠を掛けられたドクがいました。そしてドクの横には同じく手錠を掛けられた全裸の白人の男がいました。

実はドクはゲイでトニーに内緒で逢引きしていたのです。1960年当時は同性愛者は禁じられていた行為であり警察に通報されたドクは逮捕されていたのです。加えて、黒人のドクは南部ではなおさら蔑視されていました。

状況を把握したトニーは、ドクが捕まったままだとコンサートができなくなると警官二人に駆け引きを仕掛け、その場をうまく切り抜けます。

困った状況での交渉術

Okay, look, we’re out of here tomorrow morning. You’ll never see us again. There’s gotta be something we can do to work this out. What if you let him go and I give you something thank-you.

オーケー、俺たちはただの通りすがりだ。話をつけよう。釈放してくれたら礼はする。

◎英語メモ

thank-you  二つ以上の単語で名詞を表す場合はわかりやすくするためにハイフン(-)で繋げる

どうにか窮地を切り抜けたドクとトニー。しかし、ドクはトニーに同性愛者であるという秘密を知られてしまったこととトニーが警察を買収したことに文句を言ったため、助けたのは俺だぞとトニーに言い返され二人は口論になってしまいます。

本音を言い合うことで気づくこと

Tell Me What Am I

その後も人種差別の濃い南部では警察に言いがかりをつけられかっとなってトニーが警官を殴ってしまい。何もしていないドクまでも刑務所に入れられてしまったり散々な目に遭います。

映画後半になるとドクとトニーがお互いの腹の内を吐き出して分かりあえるシーンがあります。

ドクの人間的な魅力や才能を認めつつも自分とはまったく違う人間性にトニーは自分のほうがよっぽどドクより黒人のことがわかっていると言ったときドクが自分の奥底にある気持ちをぶちまけます。

Yes, I live in a castle, Tony! Alone. And rich white people pay me to play piano for them because it makes them feel cultured.  そうだわたしは独りで城住まいだ。金持ちは教養があると思われたくてわたしの演奏を聴く。

But as soon as I step off that stage, I go right back to being just another nigger to them.  だがステージから降りればわたしはただのニガー(黒人)に逆戻りだ。

Because that is their true culture. And I suffer that slight alone, because I’m not accepted
by my own people ‘cause I’m not like them, either.  それが白人社会だ。わたしはその蔑視に独りで耐えるなぜならわたしは黒人社会でも受け入れられないからだ。

So, if I’m not black enough and if I’m not white enough and if I’m not man enough, then tell me what am I, Tony?  黒人でもなく白人でもなく男でもないわたしは何なんだトニー。

このシーンではドクが抱えてきた本当の苦しみ、心の叫びがトニーの心に突き刺さります。

寂しいときは先に手を打たなきゃ

To Make The First Move

互いに本音を言い合った後は気持ちが落ち着いて分かりあえるようになるシーンに続きます。

またトニーのおかげでドクは妻あてに書く手紙の書き方が上達していました。トニーはドクに手紙を手伝ってくれたことを感謝しつつ、ドクにもコンサートツアーが終わって家に帰ったら疎遠になっている兄に手紙を書いてやったらどうだと話します。

しかし、ドクは兄は自分の居場所を知っているし用があれば連絡してくるなどと強がりともとれるような事を言うのでトニーは言います。

I wouldn’t wait. You know, world’s full of lonely people afraid to make the first move.  先に書くんだよ。寂しいときは先に手を打たなきゃ。

差別、同性愛、孤独と苦しみに耐えてきたことに理解と深めたトニーはドクに心をしまい込んでいないで自分の気持ちをオープンにしろよと背中を押してくれるシーンです。今度はドクがトニーに学びを教えてくれたとても良い場面。

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●ヴィゴ・モーテンセン&マハーシャラ・アリ インタビュー
●ピーター・ファレリー監督来日舞台挨拶/来日記者会見
●予告編集(オリジナル予告/日本版予告)
●キャスト・スタッフ プロフィール(静止画)
●プロダクションノート(静止画)

まとめ

生まれも育ちも肌の色も違う男ふたりが出発した旅で起きたいろいろなドラマを通して 真面目でコミカルそしてロマンティックな英語表現が学べる英会話フレーズを紹介しました。

今も根深く蔓延る人種問題や現代風にいうLGTBの話などお互いが理解しあえないと到底前に進めないようなストーリーだったと思います。

『グリーンブック』は、お互いの能力を買っていながら、いつもぶつかり合っていたドクとトニーが最後にはわかりあえる友人になっていったという話はオチがわかっていても感動できるストーリーでした。

『グリーンブック』はカップルがデートで観に行く映画としても悪くないチョイスです。というのも、映画自体が扱っているテーマは社会的な問題にフォーカスしていますが、コミカルなやりとりも多々あってエンタテイメントとしても楽しめるし、性格の違う者同士が互いを理解しあうまでに至るところはカップルの間でも同じではないでしょうか。

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