ロックバンドの伝記映画はたくさんあるけれど『ボヘミアン・ラプソディ』ほど話題になった作品はないかもしれません。
伝説のバンド、クイーンのリードボーカルだったフレディー・マーキュリーは人生は目いっぱい楽しむべきだし、みんなも楽しむべきだと自由を謳歌することの大切さを教えてくれたひとりです。
音楽の楽しさ、バンド仲間との絆、人生において肝に銘じておくことなどストーリー自体に楽しみながら学べる要素がたくさんあります。
本記事では、『ボヘミアン・ラプソディ』をとおして映画のセリフや名言に学ぶ英語フレーズを紹介します。
ボヘミアン・ラプソディ あらすじ
引用:MIHOシネマ
ボヘミアン・ラプソディ 映画のセリフや名言に学ぶ英語フレーズ
They Can Perform
このシーンはギターのブライアン・メイがクイーンのライブでオーディエンスと一緒に盛り上がりたいとおもって作った「ウィー・ウィル・ロック・ユー」をつくる様子が垣間見れるシーンでのセリフ。
バンドの音作りがどういうものか実演してくれているような盛りあがりが描かれています。
I want to give the audience a song that they can perform.
オーディエンスのみんなと一体になれるような曲にしたいんだ
The Operatic Section
フレディー・マーキュリーは新曲をつくるなかでオペラの要素をとりいれようと仲間にいいます。
これにはクイーンのメンバーもそんな方法で曲をつくったことなどないと半信半疑な様子でしたがフレディー・マーキュリーはじぶんがイメージしているものに自信をもっていました。
This is when the operatic section comes in.
ここでオペラっぽいセクションがくるんだ
Mark These Words
レコード契約を結んだクイーンはヒット曲もでてツアーをするたびに話題になっていく。レコード会社としては最初の作品のようにヒット性のある曲作りをバンドに要求するが、クイーンは新しい方向で行くべきだという。
ラジオ局が曲をかけるサイズは3分が相場というのにクイーンがもってきた『ボヘミアン・ラプソディ』は6分もある曲だった。
レコード会社のプロデューサーのレイ・ホスターは、そんな長い曲など受け入れてもらえるわけないと首をたてにふらない。
Mark these words, “No one will play Queen.”
よく聞け 「だれもクイーンなど(ラジオで)掛けない」
◎英語メモ
mark these words この言葉をマークしておけ、つまり「よく聞け」という意味になります。聞き分けのない相手を言い負かすためにつかうフレーズです。
これに似たような言い回しとしてはつぎのようなフレーズもあります。どちらも「言いたいことは~だ。」というニュアンスを持っています。
read my lips わたしの口元をよく読め
Punch A Hole
アフリカ難民救済コンサートライブエイドに出演を決めたクイーンがじぶんたちの気持ちを晴れやかに語るシーン。ベースのジョン・ディーコンがツッコミを入れているところが面白い。
フレディー・マーキュリー
Let’s go and punch a hole in the roof of Wembley Stadium.
ウィンブリー・スタジアムに風穴あけに行くぞ
ジョン・ディーコン:
Actually, Wembley Stadium doesn’t have a roof.
風穴と言ってもあそこは天井がないけどね・・・
フレディー・マーキュリー:
Then we’ll punch a hole in the sky.
それじゃ、空に風穴あけるまでだ
We’re All Legend
いちじは歯車が狂い仲間たちとのつながりもなくなってしまったフレディだったが、じぶんが本当に打ち込めるもの、そしてそれを実行するために必要な仲間との絆をとりもどしたときの証としてステージにあがるまえにバンドの結束を確かめあうセリフ。
We’re all legends.
オレたち全員がレジェンドさ
Good Thoughts Good Words Good Deeds
このセリフは、フレディの父親が家族に言いきかせていた生きていくうえでの教訓です。
クイーンはライブエイドに出演しますがアフリカ難民救済のためのフリーコンサートです。
なにかにつけ父親に反抗していたフレディでしたが、家族や仲間がいかに大切なものか気づくときがきます。
世界中でエイズに困っている人たちの助けになればとコンサートに出演するじぶんをふり返って父親に言われていたことに思いをはせているシーンです。
Good thoughts, good words, good deeds.
Just like you taught me, papa.
よき思い よき言葉 よき行い
パパがよく言っていたことだよ
まとめ
『ボヘミアン・ラプソディ』から映画のセリフや名言に学ぶ英語フレーズを紹介しました。
つねに新しいことに挑戦しつづけたフレディー・マーキュリーの歌声はいつも心の奥にあるなにかが伝わってきます。自由でロックンロールな人生…いいですね(^^♪
ビデオで映画を観たという人からは「それほど興味がないまま映画を観たけれど、面白くて何回も観かえしてしまった。」という話も聞きました。
ぜひとも『ボヘミアン・ラプソディ』を観て英語学習にも役立ててください。楽しみながら英語を学ぶという点でも最適な映画ではないでしょうか。
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