青春映画『アメリカン・グラフィティ』ウルフマンの一言に学ぶ英語

ドラマ

映画で英語を学ぶメリットとしては、アメリカやイギリスほか英語圏のネイティブがどんな感じで会話しているのか見聞きできるところです。

英語学習をするとき字幕をみて意味を理解してリスニングの練習をしたり、気に入ったセリフをマネしていくとスピーキングに役立ちます。

今回は、青春映画『アメリカン・グラフィティ』をとおして学べる英語フレーズを紹介します。

映画『アメリカン・グラフィティ』は、高校を卒業した4人の若者がそれぞれの道をめざしていくという1962年が青春時代だった若者たちが抱くさまざまな不安と期待が描かれています。

なかでもD.J.ウルフマン・ジャックの一言は悩んでいたひとりの青年が前進できるよう導いてくれる印象的なシーンです。

出典:IMDb
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『アメリカン・グラフィティ』あらすじ

アメリカン・グラフィティの概要:監督をジョージ・ルーカス、プロデューサーをフランシス・フォード・コッポラが務めた青春映画。「ザ・ビーチ・ボーイズ」など、映画の舞台である1962年当時に流行した音楽が劇中に散りばめられている。旅立ちや別れを翌日に控えた若者たちが過ごす、一度きりの夜を描く。(MIHOシネマより引用)

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『アメリカン・グラフィティ』DJウルフマン・ジャックの一言に学ぶ英語

The Most Perfect Dazzling Creature Ever

主人公のひとりカート(リチャード・ドレイファス)が交差点で見かけた見知らぬ美女・・・

I just saw the vision. I saw Goddess!

オレはいま幻をみたぞ。あれは女神だ!

引用:American Graffiti

退屈な故郷を出て大学をめざすカートでしたが、大学に行ったからと言って刺激的なことがまっているわけでもない。

そんなボンヤリした気持ちで信号待ちをしていた交差点に現われた美女にカートはたちまち心を奪われてしまいます・・・後々この女神の正体はわかるのですが、そんなことよりもカートは

自分を気にかけてくれた! 「愛してる」と言ってくれた!

この一瞬が自分の人生をイキイキとしたものに変えてくれたことに興奮しています。

This was the most dazzling creature I’ve ever seen.

あんなすごい美人みたことないぞ。

She spoke to me, she spoke to me right through the window.

彼女オレに話しかけてきたんだぞ、オレに。すぐそこの窓越しで。

I think she said “I love you.” That means nothing to you people?

彼女オレに「愛してる」って言ったとおもうよ。それ聞いて君らなにも響かないのか?

You have no romance, no soul?

ロマンスの気持ちってのがないのか?ハートがないの?

引用:American Graffiti

◎英語メモ

dazzling creature まぶしい 生き物(劇中の美女)

the most ~ I have ever seen  いままで見てきた中でいちばん~

That means nothing to you people?  

You have no romance, no soul? 

これらのセンテンスは仲間内でつかう言い回しで 

Does that mean~? Do you have no romance~?

と問いかけるのが文法的は正しいのですが、セリフのように省略した言い回しは若者ならではの話しかたと言えます。

Get Your Ass In Gear

名前もわからない美女のことが気にかかって仕方がないカート。そこで思いついたのは人気DJウルフマン・ジャックに自分の思いを彼女に伝えてもらおうとラジオ局を訪れます。

しかし、訪ねた先にいた男からウルフマンはいま出ていると言われます。次の日は故郷をはなれ東部の大学に旅立つことに絶望して本当に大学に行きたいのかどうか自分の気持ちがわからないと男(実はD.J.ウルフマン・ジャック本人)に泣き言を言っています。

見かねたラジオ局の男がカートに言うセリフです。

ラジオ局の男:

I can’t really talk for the Wolfman. But I can tell you one thing, if the Wolfman was here he’d tell you to get your ass in gear.

君の頼みをウルフマンに話すことはできないけど、もしウルフマンがここにいたらこういうだろうな。シャキッと腹を決めろ!ってな。

Now, the Wolfman comes in here occasionally, bringing tapes, you know, to check up on me and whatnot, and the places he talks about that he’s been, the things he’s seen.

ウルフマンはときどきテープをもって来ちゃ俺と打ち合わせするんだけど、そんなときは彼がどこに行って何を見てきたかを話してくれるんだ。

It’s a great big beautiful world out there. And here I sit – sucking on popsicles.

外の世界はすごく大きくて素晴らしいじゃないか。なのに俺ときたらこんなとこでアイスキャンディーをしゃぶってる。

カート:

Why don’t you leave? それなら出ていけば?

ラジオ局の男:

I’m not young man anymore. もう若くないからな。

引用:American Graffiti

ウルフマンは人生の先輩としてカートに狭いところにウロウロしていないで外に出ていろいろな経験をしろよと励ましてくれるシーンです。 

”To get your ass in gear”とは、車のギアを人生に例えてどんどん前進させろという意味のスラングです。

謎の美女についてもカートが彼女宛に書いたメッセージをウルフマンに読んでもらえるよう話してくれたことでモヤモヤした気持ちも落ちつき、大学に行く気持ちも固まります。

人生において決心が鈍ったことで大事なタイミングを逃してしまうとすごく勿体ないですよね。

これはカートの友だちスティーブが言ったセリフにも表れています。

スティーブ:

You just can’t stay seventeen forever.

おまえ、ずっと17歳ってわけには行かないんだぞ。

引用:American Graffiti

まとめ

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ジョージ・ルーカスが演出する「アメリカン・グラフィティ」は1960年代初期のアメリカを生きる若者たちを描く青春ドラマ。リチャード・ドライファス、ロン・ハワード、ハリソン・フォード、シンディ・ウィリアムズ、マッケンジー・フィリップスが悩む若者たちを見事に演じる。

『アメリカン・グラフィティ』では映画をとおして青春のまっただ中でさまざまな悩みを抱えながらもイキイキとした若者たちの姿が交わすセリフから英語のフレーズを紹介しました。

高校を卒業して新しい世界に飛び込んでいくというのはワクワクした気持ちよりむしろ目に見えない心配や不安、あせりがあると思います。

そんな時こそ仲間や人生の先輩といえるひとの存在はとても大きなものですね。

いろんな世界を見て新しいものに挑戦しろと言ってくれたDJウルフマン・ジャックは人生の最高のメンターとして描かれています。

ウルフマンがラジオで掛けていた1960年代のブラックミュージックやロックンロール・・・当時おとなが禁止していた音楽をこっそり隠れて聴き入るティーンエイジャーたちには心が解放される瞬間に連れていってくれる最高の音楽だったことでしょう。

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