『エイリアン2』怖い!でもカッコいい英語のセリフにスカッとできる

SF
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アクションや戦争映画は英語学習には向いていない⁈

たしかに迫力あるシーンにひき込まれていると英語どころではないかもしれません。けれど、印象的なシーンとセリフがセットになっている場面は英語フレーズを覚えるのに役に立ちます。

今回は『エイリアン2』を紹介します。映画はホラー満載な怖いシーンがあるにもかかわらずカッコいい、そしてスカッとできるセリフがあります。

Production Companies
Twentieth Century Fox
出典:IMDb

エイリアン2 あらすじ

エレン・リプリーは57年ものあいだ小型宇宙船の中で眠りつづけていた。宇宙船はノストロモ号からの脱出艇でかつて正体不明の生物エイリアンが起こした惨事が原因だった。

ようやく救助されたものの、ながい年月が経っていたことで身寄りは誰もおらず、おなじ脱出艇で生きのこった猫のジョーンジーだけがリプリーのより所だった。

ノストロモ号のオーナーであるユタニ社の経営陣や調査チームは宇宙船を爆破したリプリーに質問をあびせ、その理由についてなぞの生命体エイリアンについて説明するがリプリーの話を信用するものはいなかった。

それどころか、リプリーが話した惑星「LV-426」にはすでに何人もの人間が移住していると調査員に言われるのだった。

結局リプリーの話はうけ入れられず、リプリーが船を爆破したのは彼女の精神面に問題があったことが原因だと判断され航海士としての免許もとりあげられてしまう。

落胆するリプリー。あらたな働き口として宇宙ステーションで運搬の仕事に就いたがリプリーは不眠に悩まされてた。なぜならノストロモ号での恐ろしいデキゴトが夢に出てくるからだった。

そんなある日のこと、ユタニ社のバークがリプリーにコンタクトしてきた。LV-426との通信が取れなくなったので調査に同行してほしいと申し入れがある。

調査には海兵隊も同行して護衛してくれるので安全だと言われるがリプリーはその話を断る。

しかし、その後もリプリーの悪夢は消えることはなく、心を決めたリプリーはエイリアンを見つけたとしても決して研究のためだとかいって持ち帰らない、壊滅させるという条件でバークたちに同行するのだった。

こうして一行はLV-426にむけ出発。

最新型の装備や武器と訓練された兵隊がまもってくれるというが、リプリーたちを待ちうけるモノはそれで充分なのだろうか。

『エイリアン2』怖い!でもカッコいい英語のセリフにスカッとできる

Be My Guest

Eirian 2 (1986)
Sigourney Weaver in Aliens (1986)

LV-426に向かう途中、海兵隊はバトルシップのなかで惑星調査のための準備にあけくれていた。

暇をもてあましたリプリーが軍曹になにか手伝うことはないかというシーン。

ここでは日常会話でよく使うフレーズとシーンの中で面白い言いまわしがあります。

まずはシーンのセリフを見てみましょう。

リプリー:Hey, I feel like kind of a fifth wheel around here. Is there anything I can do?

ねぇ、なんだか手をもてあましちゃって。なにか手伝えることない?

エイポーン軍曹:I don’t know, is there anything you can do?

さあねぇ、なにが出来る?

リプリー:Well, I can drive that loader. I have a Class-2 rating.

そうねぇ、ローダーを操縦できるわ。2級免許を持ってるの。

エイポーン軍曹:Be my guest.

おてなみ拝見といこうか。

引用:エイリアン2

◎英語メモ:

a fifth wheel  役にたたない、邪魔なもの 

この” a fifth wheel “はストレートに訳してみると5番目のタイヤという意味になりますが、これではなんだかわかりませんよね。

実はコレ、アメリカのクルマ社会がもとになっていて、クルマの車輪は4輪がふつうで5つ目はスペアタイヤで普段はトランクにしまってありますよね。5つ目のタイヤは予備のモノ、つまり普段は使わないモノ。

普段使わないモノはジャマなものという発想から

I feel like kind of a fifth wheel around here. 

ここだとお邪魔してるみたいで。

というセリフを使っています。

Be my guest

これは、話し相手をお客様、ゲストに見立てて「ご自由にどうぞ」というニュアンスでよく使われる英語フレーズです。

映画のシーンではリプリーが自分はローダー(ロボットスーツ)を操縦できると言うのでエイポーン軍曹が「では、お手並みを拝見しましょうか」と返しています。

Anytime Anywhere

Eirian 2 (1986)
Bill Paxton, Michael Biehn, Jenette Goldstein, Mark Rolston, William Hope, Daniel Kash, Ricco Ross, Cynthia Dale Scott, and Trevor Steedman in Aliens (1986)

友だちや親しい間柄でよく使う英語フレーズです。

バスケス:I only want to know one thing…where they are. あたしが知りたいのは奴らがどこにいるかってこと。

ドレイク:Yo, Vasquez you. Kick ass. おい、バスケス。(奴らを)やっつけちまえよ。

バスケス:Anytime anywhere. まかせといてよ。

ハドソン:Right, right. Somebody said “Alien.” She thought they said “Illegal Alien” And they signed up.

そうだな。誰かが「エイリアン」って言ったらバスケスは外国人が不法にはいってきたって思ったんじゃないか。

バスケス:F**k you, man. ふざけんな!

ハドソン:Anytime anywhere. おやすいご用だよ。

引用:エイリアン2

◎英語メモ:

おなじフレーズなのにニュアンスのちがう訳になっています。

そのまま訳してみると次の通りです。

Anytime anywhere.  いつでも、どこでも。

訳としては正しいのですが、はなしの内容が伝わってきませんよね。

このフレーズを

  • 「まかせてよ。」
  • 「おやすいごようだ。」

と訳すのは海兵隊が仲間内でジョークのようにかわすセリフを聞いているとわかってきます。

リプリーからエイリアンの話を聞いたオンナ兵士バスケスは、そんなモノ信じられないというそぶりで仲間たちと茶化しています。

エイリアンとやらが本当にいるならいつでもどこでも駆けつけて退治してやると仲間に息まいてるので「まかせといてよ。」となっています。

それを聞いた仲間がバスケスをからかって怒ったバスケスに「ジョークならいつでもどこでも言える」というニュアンスで「お安いご用だよ。」と言いかえしているわけです。

It Won’t Make Difference

Eirian 2 (1986)
Carrie Henn in Aliens (1986)

LV-426に到着したリプリーと海兵隊たちは人気がまるでなくなった居住地を見回るうちにひとりの少女ニュートを見つけます。

まるで野生児のように喋らないニュートにリプリーは優しく話しかけ、居住地でなにが起きたのか尋ねますがニュートは訳を話そうとせずみなの前から消えたがっています。

あなたを助けにきたのよ。兵隊さんがいてくれるから大丈夫とリプリーは話しますがニュートは冷めた様子で言い放します。

ニュート:It won’t make any difference. 

どっちみちやられるわ。

引用:エイリアン2

◎英語メモ:

映画の字幕を読むと「どっちみちやられるわ。」とありました。

いわゆる意訳という観ているお客さんにわかりやすく伝える翻訳です。

元は

It won’t make any difference. それはいかなる違いも起こさない。

という訳なのですが、これだとカタイくてつまらないですよね。

そこで

何の違いも起きないという=海兵隊がいても誰も助けることができない

と絶望的な気持ちを「どっちみちみんなやられるわ。」と訳しています。

Get Away From Her, You Bitch

Eirian 2 (1986)
Sigourney Weaver in Aliens (1986)

劇中、もっとも盛り上がったシーンです。

ようやく逃げきったと思ったのもつかの間で、まだまだ追いかけてくるエイリアン。

生きのこった人間といっても、女子供そして負傷した兵士ひとり+アンドロイドだけで状況はもはやこれまでという場面。リプリーは倉庫にかくれたが、ニュートは捕まりそうになります。

そんなとき倉庫のトビラが開いてロボットスーツを身につけたリプリーが出てきてエイリアンに言い放ったセリフが次です。

リプリー:Get away from her, you bitch. 

彼女からはなれなさいよ、このあばズレ。

引用:エイリアン2

◎英語メモ:

Bitch あばズレ、悪女

性根の悪かったり、イジワルをしたりするオンナを意味します。このシーンに出てくるエイリアンは卵を産み落とすクイーンなのでリプリーはBitchと叫んでいます。

Not Bad For Human

Eirian 2 (1986)
Lance Henriksen in Aliens (1986)

◎英語メモ:

Not bad~ 悪くないね、いいんじゃない

カジュアルな英会話としてよく出てくるフレーズ。とりわけ凄いというわけではないけれど、思っていたより良かったという気持ちを表すときの定番フレーズです。

映画のなかでの使われ方はアンドロイド・ビショップのリプリーに言ったセリフです。

ビショップ:Not bad for human.

人間にしては悪くないね。

引用:エイリアン2

アドロイドのビショップは人間がエイリアンと戦えるわけがない、勝てるわけがないと内心思っていたのかもしれません。しかし、リプリーがニュートを守るため自らエイリアンに向かっていく姿を見て人間のことを見直したのでしょう。

まとめ

『エイリアン2』はSFホラー映画ならではの怖いシーンがあるにもかかわらず場面によってカッコいい、そしてスカッとできるシーンよりセリフを紹介しました。

SFホラーアクションは英語学習に向いてないかもしれません。でも、クライマックスのシーンやセリフがセットになっていると、その時に使われてるフレーズって覚えやすかったりします。

また、セリフをとおして英語の訳文についても解説しています。英語フレーズ単体では日本語に訳すのが大変なときもあります。会話での前後関係、ジョークのニュアンス、単語の使い方、その国の文化が関わってくるので当然だと思います。

でも、最初はキツイかもしれませんがくり返し学んでいくと理解が深まってきたカラダに馴染んできます。そういう意味では映画はつくづく英語学習に向いていると思います。

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