007/ゴールドフィンガー 英語に学ぶノリのいいジョーク

アクション

英語を学ぶとき、映画のセリフや字幕で覚えようとしたものの、はじめのうちは意味が英語そのものが聞きとりにくかったり、早すぎたりで途中でめんどくさくなってやめてしまうなんてことも…。

もう英語はコリゴリとなると残念すぎるので、映画のなかで好きなシーンにある英語だけをまず覚えていくとモチベーションもキープするのに役立ちます。

覚える英語も最初はわからなくとも音をおぼえると後々英語学習に効いてきます。

今回紹介する映画『007/ゴールドフィンガー』は007シリーズで毎回でてくる決めゼリフや英語のセリフから学べるノリのいいジョークを紹介します。

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007/ゴールドフィンガー あらすじ

世界中に金を保有する富豪オーリック・ゴールドフィンガー(ゲルト・フレーベ)は、アメリカのフォートノックスにも自分の金が貯蔵されている。

ゴールドフィンガーが企んだグランドスラム計画は金塊を核エネルギーで汚染させその価値をわざと下げ、じぶんが持つ他の国にある金の価値を上げることだった。

そんなことになれば世界の経済は大混乱に陥ってしまう。

その動きを掴んだイギリス秘密情報部MI6のジェームス・ボンド(ショーン・コネリー)は、世界を救うべきゴールドフィンガーに近づく工作をしかけるが手下のオッドジョブ(ハロルド坂田)やゴールドフィンガーおかかえのパイロットのプッシー・ガロア(オナー・ブラックマン)につかまってしまう。

しかし、すべては自分のためとジェームス・ボンドに関心を示さなかったガロアの気持ちを改めさせることでボンドはグランドスラム計画阻止のきっかけを掴んでいく。

ゴールドフィンガー (字幕版)
イギリスの金が大量に国外に流出しているとの情報を得て、ボンドは犯人らしき億万長者ゴールドフィンガーに近づく。ゴールドフィンガーの目的は、アメリカ中の金塊を放射能で汚染し、自分の所有する金を10倍の価格で売ることだったのだ。ボンドは荒っぽいやり方で見張り役のブロンド美女プシーを味方につけ、ゴールドフィンガーの計画を阻止す...

決めゼリフやノリのいいジョーク

ジェームス・ボンドが活躍するシーンは敵の動きを暗示するようなひっかけ英語、敵を倒したあとの捨てゼリフ、緊急事態でも余裕をかましたようなノリのいいジョークが聞けます。

まずは映画の冒頭、ボンドがメキシコの革命家レミレスの資金源がある工場を爆破したあとに出てくるセリフです。

作戦が終わってアメリカに逃げる必要があるボンドでしたが、メキシコで会ったエキゾチックな美女と楽しいひと時を過ごしてからと彼女の部屋に行きます。

しかし、その美女はラミレスの手下でボンドは部屋で待ち伏せしていたもう一人の手下に殺されそうになります。でも、そこはさすがボンド!たちまち二人を倒し、さっそうと部屋を去ります。

敵を倒したあとにクールにはいた捨てゼリフがこれ↓

Positively Shocking

James Bond: Shocking! Positively shocking!

怖ろしい!まったく怖ろしいね!

引用:IMDb

◎英語メモ:

Positively まったく 

美女もグルだったことで、まったく油断できないねという意味で「怖い」を強調しています。

Good Hands

メキシコでの任務を終えたボンドはマイアミでしばしの休暇を満喫していた。

そこにCIAエージェントが新しい任務をボンドに伝えに現われる。

そこでボンドを見つけたときにかけた言葉が字幕では「相変わらずだな」となっています。

I thought I’d find you’re in good hands.

相変わらずだな

引用:IMDb

◎英語メモ:

“be in good hands”は「何も心配ない」「安泰だ」という意味があり、イギリス秘密情報部からの危険がともなう仕事もボンドならやれると思っていたからこそ出るセリフと言えます。

それに、ボンドはセクシーでグラマラスな美女にマッサージされて休暇を満喫しているところをみてボンドはいつだって美女とヨロシクやっていると納得しているから「相変わらずだな」と訳すのが一番シックリくるのでしょう。

Sounds Like ~

このシーンはボンドの次の任務はゴールドフィンガーという男を監視する任務でしたが、名前が化粧品メーカーみたいだなという他愛ないセリフです。

「~みたいだな」は雑談のなかでよく出るフレーズです。友だちと会話するときなど少しクールでジョークめいたニュアンスも出せるのでとても使える英語フレーズです。

James Bond: Auric Goldfinger. Sounds like a French nail varnish.

オーリック・ゴールドフィンガーだって…フランスのマニュキュアみたいな名前だな。

引用:IMDb

I Must Be Dreaming

映画『ゴールドフィンガー』のメインであるボンドガール、プッシー・ガロアと出会うシーンでのセリフもなかなかユニークです。

ボンドはゴールドフィンガーの一味に捕まってしまい、もはやこれまでと思ったのに目が覚めたら美女が目のまえに立っていた…。

その美女とはプッシーガロア…ゴールドフィンガーのプライベートパイロットだった。

悪党の一味とはいえ、ボンドは彼女の美しさに幸せそうに言ったセリフ ↓

James Bond: I must be dreaming.

夢でもみてるにちがいない

引用:IMDb

てっきり自分は死んだと思っていたのに目のまえに美女がいる。

「夢でもみてるにちがいない」と緊張感があるシーンでどこかトボけたセリフが逆に大人っぽいジョークに聞こえます。

Shaken And Not To Stirred

007シリーズの決めゼリフ!ボンドがカクテルを注文するときの定番フレーズで、かき混ぜるのではなくシェイクして作ってくれとリクエストしています。

James Bond: Uh, just a drink. A martini, shaken, not stirred.

飲みものだけで結構。 マルティーニを、ステアでなくシェイクしてくれ。

引用:IMDb

プロの仕事人として、ボンドはお酒のうんちくも相当なもの。摂氏3度ほどで飲むのがベストとドンペリの飲み方についてもその知識を披露しています。

面白いのは、映画が公開された1964年はすでに世界中で大ブレークしていたザ・ビートルズの音楽を批評するようなセリフまであります。

1960年代の大人たちからしたらビートルズは騒音でしかなかったみたいですね・・・。

My dear girl, there are some things that just aren’t done, such as drinking Dom Perignon ’53 above the temperature of 38 degrees Fahrenheit.

ぼくの愛しの君、世の中にはやってはいけない事ってあるんだよ。

つまり、1953年製のドンペリは華氏38度(摂氏3度)でなきゃダメってことさ。

That’s just as bad as listening to the Beatles without earmuffs!

それ(摂氏3度)以上で飲んだりしたら耳栓なしでビートルズを聴くくらいヒドイものさ!

引用:IMDb

A Close Shave

スイスでゴールドフィンガーの一味に捕まり、アメリカの連れていかれる飛行機のなかでガロアがボンドに言ったセリフです。

You like a close shave, don’t you?

深剃りがお好きなのね?

引用:IMDb

”A Close Shave”はひげを剃るときの”深剃り”を意味しています。

でも、ここでガロアが意図することは「深剃り=危険なこと」というボンドの仕事はいつもリスクでいっぱいという皮肉を込めて言ったのでしょう。 

So Am I

わたしも!といった具合に相手の意見に同調するとき、言いまわしも相手のことばを使うとより親近感がわきます。

ここではゴールドフィンガーがガロアにボンドを片付けるまえに奴のお相手をしてやれという命令に従ってボンドと出かけようとしているシーンです。

口調はフレンドリーですが、おたがい腹の探りあいをしているのがうまく描かれています。

いろっぽいパープル系の服をきて親しげに近づくガロアを皮肉るように「そんな格好でどこに武器を隠しているのかな」とボンドはたしなめます。

「わたしは仕事以外じゃ武器なんてもたないわよ」ととぼけるガロア。

つぎのボンドとガロアの会話はシンプルながらも日常英会話によく出てくるフレーズです。

I’m completely defenseless…

完全に丸腰よ。

so am I. 僕もさ。

引用:IMDb

◎英語メモ:

相手の言い方にあわせる感じで同調するとき、相手のはなした言葉づかいをつかって返事をするとより身近に感じます。

ここではbe動詞をつかって”I’m completely defenseless.”と言っているので言われた方も“So am I.”とおなじ動詞をつかって返しています。

so+be+主語というように動詞をひっくり返して「同じ気持ちさ」と同調をあらわしています。

このフレーズは簡単に作れるし相手との会話のリズムにも弾みがつきます。

例文:

I am so hungry. Let’s go someplace to eat. すごいお腹すいた。どこか食べに行こうよ。

So am I. Yes, let’s. ほんと腹減った。そうだね食べに行こう。

Playing His Golden Harp

事件が解決しホワイトハウスに向かうべく飛行機にのったボンドを機内で待ちうけていたのはゴールドフィンガーだった。

銃を向けてきたゴールドフィンガーともみ合っているうちに機内で発砲したため墜落の危機におちいるシーンでのセリフも面白い例えをつかっています。

ガロア:What happened? Where’s Goldfinger?

なにが起きたの。ゴールドフィンガーはどこ。

ボンド:Playing his golden harp.

やつはあの世行きさ。

引用:IMDb

英語はなにかを表すときに例えをつかうことがよくあります。

絵画などをみると、”Golden Harp”(金の琴)はあの世で天使が弾く楽器というイメージがあるようです。

つまり、もう死んでしまったであろうゴールドフィンガーはあの世で”Golden Harp”を弾いてるころだろうと。

飛行機が墜落しそうだというときに「やつはあの世行きさ」とガロアの問いかけに真顔で答えるボンドがシーンの緊張を緩和させています。

まとめ

007シリーズ初期の人気作品『ゴールドフィンガー』から英語フレーズを紹介しました。

ピンチなときでもユニークな表現をつかって会話に変化をもたらす英語フレーズがたくさん使われていてストーリーと一緒に英語学習にも役立ちます。

映画のなかで気に入ったシーンがあれば、まずはそこに集中して覚える英語も最初はわからなくとも音をおぼえると後々英語学習に効いてきます。

1964年の映画ということで、ボンド役のショーン・コネリー、ガロア役のオナー・ブラックマンや他のボンドガールたちも既に”Golden Harp”を奏でている感じではありますが、映画のなかではみなイキイキとしていて観ているコチラを飽きさせません。